月: 2022年7月

  • 2022年7月8日:河合洋尚准教授が第11回三島海雲学術賞を受賞しました

    2022年7月8日、河合洋尚准教授の著書『<客家空間>の生産:梅県における「原郷」創出の民族誌』が、第11回三島海雲学術賞(人文科学部門)を受賞しました。

    三島海雲学術賞は、自然科学及び人文科学の研究領域において、創造性に富み、とりわけ優れた研究能力を有する若手研究者(45歳未満)を顕彰し、その研究の発展を支援することを目的としています。

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  • 2022年7月12日:学術講演会「人類学を学んだ人の国際協力実践」を開催しました

    2022年7月12日に下記の内容で学術講演会「人類学を学んだ人の国際協力実践:ルワンダと南スーダンから」を開催しました。

    学術講演会「人類学を学んだ人の国際協力実践:ルワンダと南スーダンから」

    日時:2022年7月12日(火)14時40分~16時10分(4限)

    教室:東京都立大学 南大沢キャンパス1号館308室(ハイフレックス開催)

    人類学と国際協力はともに現場に即した地域と人間の理解を重視してきましたが、地域社会への関与をめぐる考え方の相違から、両者のあいだには埋めがたい溝があるともいわれています。そうした認識のもと、人類学と国際協力の関係をめぐっては、人類学者の知識の「応用」に対する批判から、両者の壁を超えた新たな「協働」の模索まで、さまざまな議論が積み重ねられてきました。

    その一方で、個々の職業選択やキャリア形成の面からみれば、人類学を学んだ者がアカデミックな世界以外でその知識と経験を活かせる舞台として、国際協力の世界は魅力的な選択肢であり続けています。実際に開発援助などの業界に携わっている方のなかには、何らかの形で人類学に触れた経験を持つ方が少なくありません。そのような経験をもつ専門家は、自らが過去に学んできた人類学と現在の職務とのあいだでどのように折り合いをつけ、それぞれの実践を築き上げているのでしょうか。

    今回の学術講演会ではその内実に少しでも迫るべく、大学院で人類学を学んだ経験をもち現在も国際協力の現場でご活躍されている池田祐子さん(在ルワンダ日本大使館)と平田民子さん(JICA南スーダン事務所)をお招きし、お二人が人類学と国際協力の双方の世界にどのように関与しているのかを、具体的なエピソードを交えながらお話しいただきます。

    プログラム:

    14:30    開場

    14:40    開会 

    14:40-14:45 趣旨説明:小宮理奈(社会人類学教室・大学院生)

    14:45-15:15 池田祐子さん(在ルワンダ日本大使館)によるご講演

    15:15-15:45 平田民子さん(JICA南スーダン事務所)によるご講演

    15:45-16:10  パネルディスカッション兼質疑応答

    16:10    閉会