東京都立大学東京人文科学研究科では、研究科紀要『人文学報』を、研究科に所属する教室ごとに毎年度刊行しています。社会人類学教室では、2006年度まで社会学教室と共同で刊行してきましたが、2007年度からは現行の独立編集体制に移行しています。
人文学報(社会人類学分野)には、専任教員・非常勤講師・日本学術振興会特別研究員・大学院生などが投稿することができます。
目次
最新号522-2(社会人類学分野19)、2026年3月刊
綾部真雄・内住哲生・柿倉圭吾「ブルーオーシャンに漕ぎ出す:プーケットの起業家が向き合う可能性と不確実性」
河野正治「事例の記述から論証までの「足場」づくり:文化・社会人類学の大学院教育の実験的試み」
澤井充生「慈悲慈愛なき神の名において:屠畜における神の現前と殺生忌避の絡まりあい」
浅野久枝「日本統治下ミクロネシアで活動した医師藤井保の研究とその家族の暮し:藤井保と土方久功ら芸術家との交流も含めて」
片岡 樹「山地からみた国境と主権:滇緬国境画定と山地民ラフの宗教運動」
オオツキ・グラント・ジュン(河野 正治訳)「リサーチ・プロポーザルの書き方:問いの立て方編」
オオツキ・グラント・ジュン(河野 正治訳)「リサーチ・プロポーザルの書き方:文献レビュー編」
521-2(社会人類学分野17号)、2025年3月刊
Forgash, Rebecca「A Question of Responsibility:Practice and Politics of Reducing Use of Agricultural Chemicals in Northern Okinawa」
田沼幸子「Report on the Workshop “Introduction to Multimodal Anthropology for Education and Research in Multicultural Contexts” at Universitat Autònoma de Barcelona」
澤井充生「清真寺が改造され、アラビア文字が抹消される「宗教中国化」にともなう公共空間の統制と少数民族の馴化」
520-2(社会人類学分野17号)、2024年3月刊
田沼幸子「それでも書く、そして笑う:内藤順子「取るに足らないものたちの民族誌チリにおける開発支援をめぐる人類学」を通じて」
河野正治・塚原伸治・菅豊「結節点としてのヴァナキュラー概念:文化人類学と民俗学の対話可能性に向けた一試論」
澤井充生「屠畜は<改革>されるべきなのか:近現代中国の屠場における回民の伝統習俗」
519-2(社会人類学分野16号)、2023年3月刊
綾部真雄「The Taming of Irrationality: An Attempt at Secularizing an Orthography with Religious Connotation among the Lisu in Thailand」
河合洋尚「都市/村落言説と景観形成:中国広州市の事例から」
田沼幸子「相手の話を聞き、書くということ:2022年度「社会人類学演習II」インタビュー作品集」
深山直子「コロナ禍におけるフィールドワーク実習の継続:オンラインでの試みの記録と学生レポート選集」
浅野久枝「小芝居・中芝居役者の芸名継承と歌舞伎役者 岩井小紫の名跡について」
澤井充生「北京市におけるハラール産業の栄枯盛衰:職業倫理からみたハラール飲食店の<真正性> 」
スーイル・キム「バックワードダイアリー」
518-2号(社会人類学分野15)、2022年3月刊
小田亮「一揆とコミュニタス・無縁・コモン:二重社会という視点から」
河野正治「それでも野外調査を見据えるということ:人類学的感性を育み続けるために」
田沼幸子・深山直子「また素直に驚いてしまう:2021年度「社会人類学演習II」のインタビュー作品」
浅野久枝「昭和50年まで活動した中芝居劇団 市川市蔵劇団の活動と興行形態の変遷:小芝居・中芝居劇団の活動実態」
Ratana Tosakul「Female Thai Migrants in Japan and Their Claims of Morality」
澤井充生「屠師はウンマの民にあらず:清真寺から消えた下刀アホンの軌跡」
517-2号(社会人類学分野14)、2021年3月刊
松村圭一郎「欠如としての映像、過剰としての言葉:人類学における映像表現を考える」
田沼幸子「松村圭一郎「Ethnographic Home Video」論:あるいは人類学するとは何かについて」
ギリッシュ・ダスワニ(石田慎一郎・河野正治訳)「「ゴッド・イズ・グッド」:ガーナにおける汚職とそのペンテコステ派教会による見せかけ」
深山直子「身近な言葉をきく:2020年度「社会人類学演習Ⅱ」のインタビュー作品」
澤井充生「なぜ死者のために牛を供犠するのか?:中国イスラームにおける供犠の法規定と実践」
塩沢小晴「競争から協働へ:老舗クラブSを事例として」
516-2号(社会人類学分野13)、2020年3月刊
田沼幸子「小田亮教授退職記念:小田亮教授の人と業績」
小田亮「日本における死体の歴史人類学:二重葬と骨の象徴性についての構造分析の試み」
テアロハ・ラウントゥリー/深山直子「アオテアロア・ニュージーランドにおけるマオリ女性のマナ:テアロハ・ラウントゥリー氏による2講演の記録」
深山直子「自分というやっかいなもの:2019年度「社会人類学演習Ⅱ」のインタビュー作品」
澤井充生「羊に死者の罪を背負わせる:「一神教的人間中心主義」再考」
スティーブン・クリストファー(山岸哲也・顔行一訳)「ダラムサラにおけるチベット人とトライブのアイデンティティをめぐる相互依存と排除」
孫夢「中国人留学生が「教会」に行く理由:ソーシャル・キャピタルの視点から見る個人のライフヒストリー」
515-2号(社会人類学分野12)、2019年3月刊
小田亮「「交換の四角形」とその混成態」
田沼幸子「友だち幻想を超えて:2018年度「 社会人類学演習Ⅱ」インタビュー作品」
深山直子「初めての参与観察:2018年度「社会人類学演習Ⅱ」の学生レポート集」
中生勝美「金関丈夫の民俗研究」
澤井充生「イスラモフォビアと「宗教中国化」の親和性:中国イスラーム界のディストピア化」
514-2号(社会人類学分野11)、2018年3月刊
小田亮「コモンとしての景観/単独性としての風景:景観人類学のために」
何彬「中国葬儀関連文献目録 1990-2015(その1)」
田沼幸子「本当はよく知らない「重要な他者」: 社会人類学演習Ⅱインタビュー作品 2017年」
Shin-ichiro Ishida, ‘For a Man Who Never Dies and Who Eats His Own: Revival of Clan in Local Communities of the Îgembe in Kenya’
深山直子「初めての参与観察:2017年度「社会人類学演習Ⅱ」の学生レポート集」
レベッカ・フォーガッシュ(岩瀬裕子・山内健太朗訳)「結婚の壁を乗り越える:沖縄における文化的市民権とアメリカ帝国の再生産」
澤井充生「近現代内モンゴルの政治変動と回民社会:『中国回教社会の構造』のその後」
Zhouyang Wu, ‘Banquet Hospitality and Guanxi: A Case Study at General Temple in Dali, Yunnan’
板久梓織「アフリカ美術のネットワークを解体/再検討する試み: 日本で開催された3つの展覧会を事例に」
513-2号(社会人類学分野10)、2017年3月刊
伊藤眞「イ・ラガリゴ叙事詩への道」
小田亮「多層的ネットワークとしての「地域」:自治コモン社会のために」
田沼幸子「社会人類学演習II前期:初の試みとしてのインタビュー作品集」
Shin-ichiro Ishida, ‘Formal and Substantive Reasoning about Marriage in Kenyan Legal Pluralism: A Three-Dichotomy Analysis’
キャサリン・キングフィッシャー(浅井彩・国広伽奈子訳)「幸福とは何か:歴史・文化・ガバナンスをめぐる人類学的考察」
澤井充生「皇居遥拝した回民たち:日本の回教工作にみる異民族への眼差し」
吉村竜「ネオリベラルな「自由」とローカルな連帯の二重性:ブラジル南東部における日系農家の個別経営と農協編成の希求を事例として」
512-2号(社会人類学分野9)、2016年3月刊
小田亮「伊藤眞教授退職記念 伊藤眞教授の人と業績」
伊藤眞「ビトゥンの日本人墓地から:沖縄、南洋、ミナハサ」
石田慎一郎「グシイの離婚訴訟:1997年ならびに1998年の事例を中心に」
澤井充生「西北回教聯合会の活動と回民社会の権力構造:『回教月刊(西北鐘声)』を手掛かりとして」
楊徳睿(川瀬由高訳)「「血湖」研究に関する覚書」
荒木亮「異国で信仰が問われるとき:再帰的近代化、あるいはイスラームのオブジェクト化に纏わる一試論」
498号(社会人類学分野8)、2015年3月刊
綾部真雄「高桑史子先生退職記念 高桑史子先生の人と業績」
伊藤眞「インドネシアにおける高齢者の組織化:東ジャワ州の事例から」
何彬「データで知るゲスト側の需要と傾向:文献から見る中国観光」
Shin-ichiro Ishida, ‘Repaying mortgages to build more houses: A key to the successs of Habitat for Humanity’s Project in Kenya’
澤井充生「清真寺の地元有力者と駱駝業:蒙疆政権下の回民社会の事例から」
熊田陽子「性を笑う、関係を紡ぐ:東京都市部のSMクラブに生きる「おんなのこ」と他者関係の構築をめぐる一考察」
483号(社会人類学分野7)、2014年3月刊
伊藤眞「インドネシアにおける高齢化とその対応:予備的報告」
何彬「観光学の新しいまなざし:ゲスト側の文化に関する調査と研究」
石田慎一郎・吉元菜々子「コラプションの人類学:若干の覚え書き」
大川真由子「ザンジバルは植民地だったのか:東アフリカ統治をめぐるオマーン人の歴史認識」
澤井充生「日本の回教工作と清真寺の管理統制:蒙疆政権下の回民社会の事例から」
468号(社会人類学分野6)、2013年3月刊
伊藤眞「鄭大均教授記念 鄭大均教授の人と業績」
伊藤眞「香港、ヴィクトリア公園にて:インドネシア人女性家事労働者とその可能性
溝口大助「セヌフォ社会における夫方居住集団(ダアラ)の空間概念と実践」
澤井充生「日本の回教工作と民族調査:戦前・戦中期の内モンゴルを中心として」
Yat-yu Wong, ‘Perceptions of “the Others”:Overseas Experiences of Japanese and Chinese University Students’
453号(社会人類学分野5)、2012年3月刊
高桑史子「浜の仏陀像とカーリー女神像:インド洋津波後のスリランカ南岸村の変化」
伊藤眞「シンガポールにおける高齢者とインドネシア人家事労働者」
グイド・C・ピグリアスコ(小林誠・四條真也訳)「無形文化財、有形のデータベース、目に見える議論:サウワ・プロジェクト」
今堀恵美 「ウズベキスタンの刺繍業におけるキンドレッド貢献の逆説」
馬場淳「ジュリになるということ:ケニア・メル社会における長老評議会への加入に関する一考察」
溝口大助「マリ共和国南部セヌフォ社会における「祓除」儀礼」
梅村絢美「エンターテインメント化する医療:スリランカにおけるアーユルヴェーダ・ツーリズムをめぐって」
438号(社会人類学分野4)、2011年3月刊
溝口大助「マリ共和国南部カディオロ県セネフォ社会における「婚姻」儀礼」
澤井充生「中華人民共和国の「宗教団体」に関する一考察:イスラーム教協会の事例」
二文字屋脩「都市の「隙間」に住まう:名古屋市におけるホームレスの居住実践に関する一考察」
423号(社会人類学分野3)、2010年3月刊
伊藤眞「海外日本人社会の組織化と分節化:タイ、チェンマイと中心に」
何彬「在日老華僑・華人の老後:横浜中華街を事例に」
澤井充生「回族の親族カテゴリーをめぐる覚書:寧夏回族自治区銀川市の事例」
吉田佳世「村落(シマ)的世界を再考する:八重山群島石垣島・伊原間集落における移住者と先住者の関係をめぐって 」
408号(社会人類学分野2)、2009年3月刊
伊藤眞「渡邊欣雄教授記念 渡邊欣雄教授の人と業績」
鄭大均「公園の満足していない人々:ソウル高齢者ノート」
伊藤眞「ボーダー・エコノミー:サバにおけるブギス移民の生活戦略」
綾部真雄「マイノリティと権力:タイ北部山地民リスの村長とその「尖鋭的分節」についての覚書」
澤井充生「ムスリム・コミュニティでのフィールドワーク:中国寧夏回族自治区の事例から」
393号(社会人類学分野1)、2008年3月刊
渡邊欣雄「高齢者生活論:沖縄・久米島を例とした仕事理論仮説」
伊藤眞「インドネシアにおける工業団地開発と女子労働–マカッサル工業団地を中心に 」
Tien-Tai Wu, ‘Indigenous cultural identity in higher education: a comparative study between the U.S. and Taiwan’
澤井充生「 清真寺の寄宿学生がつむぐネットワーク–寧夏回族自治区銀川市の事例 」
陳文玲「台湾における社会参加仏教集団からみた在家者の再編成–慈済会の事例を中心に 」
投稿規定
2007年 7月 1日制定
2013年 4月10日改定
2015年 4月21日改定
東京都立大学『人文学報(社会人類学分野)』投稿規定
(1) 本誌には、論文のほか、年度ごとの卒論・修論・博論一覧表を載せるものとする。また本誌編集会議の合議により、上記以外の特集や記録なども載せることができる。
(2) 本誌には、社会人類学研究室教員等(専任教員、非常勤講師、客員教授、客員研究員等)が、論文を日本語または英語で執筆することができる。
(3) 本誌には、東京都立大学大学院社会人類学分野在籍者(博士前期課程・博士後期課程)、および本研究室に籍を置く日本学術振興会特別研究員(SPD、RPD、PD)が、論文を日本語または英語で投稿することができる。
(3)-1 上記有資格者が投稿しようとする論文は、指導教員および社会人類学研究室教員の最低2名による査読・評価を経て推薦を得ねばならない。
(3)-2 上記在籍者の投稿論文の採否は、社会人類学研究室専任教員が構成する本誌編集会議の議を経て決定する。
(4) 投稿論文は未刊行のものに限る。
(5) 本誌投稿規定および執筆要領の改廃は社会人類学教室会議の合議により行う。
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2007年 7月 1日制定
2013年 4月10日改定
2013年11月21日改定
東京都立大学『人文学報(社会人類学分野)』執筆要領
(1) 投稿論文は、400字詰め原稿用紙に換算して50枚(2万字)を、英文の場合は8,000ワードを限度とする。写真・図表も字数に含めるものとする。
(2) 書式は日本文化人類学会機関誌『文化人類学』の規定に準ずるものとする。
(3) 原稿の募集は原則として毎年4月・5月とする。原稿提出期限は原則として毎年10月末日とするが、原稿募集の際、年度ごとに通知する。
(4) 投稿者は、電子ファイル(MS Word)で作成した原稿をメールに添付し、所定の提出期限までに提出すること。なお、査読後の最終原稿に関しては、電子ファイルおよび紙媒体を提出すること。


