TMU Social Anthropology


研究 教育 大学院入試 社会人類学年報 kyoten-bnr00
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社会人類学年報

「年報」すなわち『社会人類学年報』は、東京都立大学・首都大学東京社会人類学会が刊行する査読制の専門学術雑誌です。1975年の創刊から40年をこえる歴史をもっています。

各号に、(1)精選したオリジナルの研究論文、(2)顕著な業績をもつ社会人類学者の仕事を回顧する「人と学問」(不定期掲載)、(3)最新の研究成果・調査資料を掲載する「調査報告」、(4)社会人類学分野における最新の研究動向を総論的に紹介する「研究動向」、(5)国内外の研究文献をレビューする「書評」、を所収しています。

歴史と伝統をもつ『社会人類学年報』は、会員(執筆者)ならびに刊行元・弘文堂の協力と、東京都立大学・首都大学東京社会人類学研究室に所属する大学院生の、編集実務への主体的かつ全面的関与によって支えられてきました。

最新号49号、2023年12月刊

『社会人類学年報』記念号の刊行にあたって

佐々木重洋 「ブッシュの霊魂」の物質性と融即の美学

[特集]中東民族誌の現在:イスラーム、近代、ジェンダー
大川真由子  序:中東・イスラーム人類学の課題
赤堀 雅幸  中東民族誌の四半世紀を振り返る
池田 昭光  さよなら、イスラームの人類学:サムリ・シールケの所論をめぐって
嶺崎 寛子  ジェンダー・オリエンタリズムと中東人類学:民族誌の消費と需要をめぐって
荒木  亮  「混成」という視点:宗教復興のダイナミズムを描き出すということ
齋藤  剛  中東に生きる人々に学ぶ:現場主義の精神と「非境界型世界」

岩瀬 裕子  [調査報告]「基盤的コミュニズム」のゆらぎと調整:スペイン・カタルーニャ州バイスにある「人間の塔」の継承集団を事例に

松岡 竜大  [新刊紹介]宮岡真央子・渋谷努・中村八重・兼城糸絵(編)『日本で学ぶ文化人類学』

[研究短報]
板久梓織田井みのり小宮理奈渡邊泰輔

48号、2022年9月刊

河野 正治 食物展示の意味をずらす技法
河合 洋尚 なぜいま人類学が景観を論じるのか

小田 亮 [最終講義]「真正性の水準」の発見と二重社会論
清水 拓野 [研究動向]中国人戯劇人類学の特徴と展開

石田 慎一郎 [新刊紹介]千葉正士全集編集委員会編・大塚滋編集『人間と法――法主体の探究』   
田井 みのり [新刊紹介]佐本英規『森の中のレコーディングスタジオ――混淆する民族音楽と周縁からのグローバリゼーション』
郝 雅楠 [新刊紹介]藤野陽平・奈良雅史・近藤祉秋(編)『モノとメディアの人類学』

47号、2021年10月刊

三浦 敦  現代市場社会における非私的所有の公正性と政治的機能:セネガルにおける多重レイヤーシステムの社会的経済
猪瀬 浩平 コロナの時代の野蛮人:分解の人類学に向けて
相田 豊  「孤独」から立ち上がる世界:存在論的個体発生論から見るボリビア・フォルクローレ音楽家の生
合原 織部 「先祖の田」の生成:宮崎県椎葉村における住民-景観関係の動態に着目して
内住 哲生 開かれた場/閉ざされた空気:タイ北部リスの輪舞にみる参与の可能性
      
中村 友香 [研究動向]南アジア・ヒンドゥー社会の慢性疾患に関する医療人類学的研究:ネットワークと病気

石田慎一郎 [書評]ASHFORTH, ADAM The Trials of Mrs. K.: Seeking Justice in a World with Witches.
顔 行一  [新刊紹介]KECK, FRÉDÉRIC Avian Reservoirs: Virus Hunters and Birdwatchers in Chinese Sentinel Posts.

46号、2020年11月刊

梅屋 潔 フランシス・ニャムンジョ、ウィッチクラフトを語る(Ⅰ)――エージェンシーを「飼いならす」宇宙論と公共性
塚原 伸治 芸能としての祭礼――「佐原の大祭」における美の追求
中川加奈子 ネパールにおける公衆衛生の管理強化と「肉売りカースト」の戦術的適応―「白い肉」と「赤い肉」をめぐる文化政治を中心に
二文字屋脩 原始豊潤社会論再考――ポスト遊動狩猟採集民ムラブリにみる「豊かさ」の現代的位相
稲澤  努 「客都梅州」の水上居民に関する予備的報告
      
吉川 侑輝 
[研究動向]音楽活動のエスノメソドロジー研究――その動向、特徴、そして貢献可能性

石田慎一郎 [書評]TUORI, KAIUS Lawyers and Savages: Ancient History and Legal Realism in the Making of Legal Anthropology.
山岸 哲也 [新刊紹介]脇田道子『モンパ――インド・ブータン国境の民』

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社会人類学年報総目次

著者・キーワード検索:
VOL.1(1975)
馬淵東一 民俗学と民族学 VOL.1 1975
山田隆治 転生観の社会的意味 VOL.1 1975
小川正恭 母方親族の優越的地位 VOL.1 1975
河合利光 ミクロネシアにおける財物の循環と婚姻の安定性 VOL.1 1975
山下晋司 獣・分与・共同体 VOL.1 1975
大林太良 〔人と学問〕鳥居竜蔵の日本民族形成論 VOL.1 1975
吉田禎吾 バリ島における呪術と象徴的世界 VOL.1 1975
松園万亀雄 カースト社会における禁止と清祓 VOL.1 1975
吉岡政徳 北部ペンテコストにおける関係名称と婚姻 VOL.1 1975
小林繁樹 メラネシア島嶼民の漁撈活動 VOL.1 1975
石川栄吉 サダン=トラジャの葬送儀礼 VOL.1 1975
佐々木宏幹 市民権をえた「宗教人類学」 VOL.1 1975
社会人類学関係文献(1974年1月~12月)
VOL.2(1976)
松本信広 マーセル・モース氏の憶い出 VOL.2 1976
綾部恒雄 約縁集団(クラブ)の社会人類学 VOL.2 1976
野口武徳 沖繩を舞台とした民俗学と民族学 VOL.2 1976
鈴木二郎 エスニシティの新しい意味 VOL.2 1976
合田濤 ボントック・イゴロット族の方位観覚書 VOL.2 1976
大塚和夫 ウイッチクラフトとソーサリー VOL.2 1976
住谷一彦 〔人と学問〕石田英一郎 VOL.2 1976
祖父江孝男 〔人と学問〕杉浦健一 VOL.2 1976
友枝啓泰 マニオックの起源と月の神話 VOL.2 1976
清水昭俊 石焼きをめぐるポナペ島民の生活文化複合 VOL.2 1976
須藤健一 ミクロネシア一離島の社会生活ノート VOL.2 1976
宮本勝 ハヌヌー・マンギャン族の葬儀に関する調査報告 VOL.2 1976
社会人類学関係文献一覧(1975年 1月~12月)
VOL.3(1977)
古野清人・佐々木宏幹 [対談]宗教人類学五〇年 VOL.3 1977
倉田勇 慣習論断章  VOL.3 1977
佐々木明 インド村落社会の地域性 VOL.3 1977
渡辺欣雄 供犠・饗宴をめぐる力学 VOL.3 1977
笠原政治 出自と社会過程 VOL.3 1977
石井真夫 母方のオジをめぐる親族慣行 VOL.3 1977
宮崎恒二 ジャワ村落における個人規定カテゴリー VOL.3 1977
村武精一 〔人と学問〕末弟子からみた<秋葉隆>像 VOL.3 1977
船曳建夫 肉としての豚、牙としての豚 VOL.3 1977
瀬良重夫 ソロモン諸島・レンネル島における人口とマナハについて VOL.3 1977
小松和彦 いざなぎ流・地神の祭文‐若干の検討と資料 VOL.3 1977
小野明子 スンバ島の婚姻慣行 VOL.3 1977
社会人類学関係文献一覧(1976年1月~12月)
秋葉隆略年譜・著作論文目録
VOL.4(1978)
米山俊直 祇園祭と天神祭-大都市の祭礼の比較-大都市の祭礼の比較- VOL.4 1978
山路勝彦 『明律』における親族の分類カテゴリー VOL.4 1978
中川敏 スンバ島の動・植物分類 VOL.4 1978
伊藤眞 ティヴ族における「支払い」観念-アコンボ儀礼を中心として- VOL.4 1978
坂井信三 身体と社会-ドゴン族の生理-言語観を手がかりにして- VOL.4 1978
合田博子 東部フローレス島アタ・キワンの親族名称と縁組体系 VOL.4 1978
森岡清美 〔人と学問〕岡田 謙 VOL.4 1978
高橋統一ほか 契約講の社会人類学的研究Ⅰ‐高尾公矢・松本誠一:山形県置賜郡小国町市野々・大石沢の事例‐ VOL.4 1978
大本憲 宮古島における模合集団-平良市松原の事例から- VOL.4 1978
喜多村正 沖縄古宇利島調査報告-祭祀組織を中心として- VOL.4 1978
吉岡政徳 〔研究動向〕名称・呼称・命名法 VOL.4 1978
社会人類学関係文献一覧(1977年1月~12月)
VOL.5(1979)
原忠彦 バングラデシュ農業開発の社会的基盤 VOL.5 1979
牛島巌 ヤップ島の屋敷・女性・シブリング VOL.5 1979
鈴木正崇 来訪神祭祀の世界観-赤マタ・白マタ・黒マタ再考- VOL.5 1979
大塚政弘 バルカンのモザイク模様 VOL.5 1979
斉藤尚文 同等規則分析-ドラヴィダ型の事例を中心として- VOL.5 1979
中野卓 〔人と学問〕及川 宏-社会学的人類学者- VOL.5 1979
喜多村正 古宇利島における門中と位牌祭祀 VOL.5 1979
坂本要 六座念仏の講と行事 VOL.5 1979
河合利光 民話と罵倒表現にみる食物の象徴性-ミクロネシア・トラックのばあい- VOL.5 1979
山下晋司 出来事の民族誌-サダン・トラジャのある村人の死をめぐって- VOL.5 1979
石井真夫 〔研究動向〕構造・規範・動態-人類学における政治研究- VOL.5 1979
社会人類学関係文献一覧(1978年1月~12月)
VOL.6(1980)
青木保 タンブンの儀礼-その方法と儀礼過程の記述- VOL.6 1980
大谷裕文 トンガの王権と即位式-その現代的様相の一理解- VOL.6 1980
戸川哲哉 シンハリ族における個別性の観点 VOL.6 1980
渡部重行 男性支配と女性の穢れ-バントゥ・コスモロジーの探求- VOL.6 1980
鈴木満男 gj.gifの文化史的背景-南亜語研究の手がかりとして- VOL.6 1980
口羽益生 〔人と学問〕棚瀬襄爾-宗教民族学者- VOL.6 1980
崔吉城、柳尚煕 在日韓国人の焼肉に関する文化人類学的考察 VOL.6 1980
内堀基光 イバン族の葬歌-紹介的記事- VOL.6 1980
山本質素 同族の分節-福島県伊達郡深川町山船生日面の”系統”について- VOL.6 1980
杉本良男 〔研究動向〕宗教・儀礼・世界観‐仏教圏の宗教学者‐ VOL.6 1980
社会人類学関係文献一覧(1979年1月~12月)
VOL.7(1981)
竹村卓二 アカ族の父子連名制と族外婚 VOL.7 1981
田中真砂子 沖縄の「百姓」村落における配偶者選択の原理 VOL.7 1981
田原毅彦 動物と社会-カグルに於ける象徴的分類の一側面 VOL.7 1981
森雅雄 「毒」と「食物」のこうかん VOL.7 1981
蒲生正男 〔人と学問〕泉靖一 VOL.7 1981
波平恵美子 会津・芦ノ辺部落の同族団組織と家関係 VOL.7 1981
馬淵悟 台湾海岸アミの祖霊観 VOL.7 1981
古家信平 民家の間取りと機能 VOL.7 1981
伊藤眞 〔研究動向〕生産から仕事へ VOL.7 1981
社会人類学関係文献一覧(1980年1月~12月)
VOL.8(1982)
I・M・カミンスキー 法民族誌および政治人類学の応用 VOL.8 1982
大橋力、河合徳枝 近江八幡十三郷の伝統的環境制御メカニズム VOL.8 1982
堀内正樹 聖者崇拝と時間の獲得 VOL.8 1982
内藤莞爾 〔人と学問〕牧野巽 VOL.8 1982
三瓶清朝 タルー族における伝統医療者に関する覚え書き VOL.8 1982
植野弘子 奄美徳之島の祖霊祭祀 VOL.8 1982
小馬徹 キプシギス族の”再受肉”観再考 VOL.8 1982
戸川哲哉 〔研究動向〕マッキン=マリオットの類概念 VOL.8 1982
社会人類学関係文献一覧(1981年1~12月)
VOL.9(1983)
山口昌男 家屋を読む-リオ族(インドネシア・フローレス島)の社会構造と宇宙観- VOL.9 1983
大森元吉、谷口佳子 仏間(ヴィハーラヤ)と神室(デーヴァーラヤ)-スリランカ南部寺院にみるシンクレティズム- VOL.9 1983
木村秀雄 エセエハ関係名称 VOL.9 1983
小田亮 報復闘争と暴力-ヌエル社会の事例の社会形成=主体生成論的分析- VOL.9 1983
出口顕 ニャキュサ族の親族関係と隣人関係-年齢村の文化的説明- VOL.9 1983
佐藤信行 〔人と学問〕沼澤喜市 VOL.9 1983
朝倉敏夫 全羅南道都草島一農村の家族 VOL.9 1983
吉岡政徳 ボロロリⅠ-北部ラガに於けるブタにまつわる儀式- VOL.9 1983
矢野将 〔研究動向〕ニューギニア民族誌のイディオム VOL.9 1983
社会人類学関係文献一覧(1982年1月~12月)
VOL.10(1984)
土田滋 〔人と学問〕 浅井恵倫 VOL.10 1984
上野和男 大家族・小家族・直系家族 VOL.10 1984
中島星子 北西マダガスカルの伝統的王国における二元統治と憑霊 VOL.10 1984
浜口尚 バーリンと民族生物学的分類研究 VOL.10 1984
吉野晃 養取と境界維持 VOL.10 1984
富沢寿勇 クラマットと呪術師 VOL.10 1984
宮崎恒二 ジャワのムラ社会について VOL.10 1984
斉藤尚文 祖先の生き方:白人の生き方 VOL.10 1984
堀内正樹 〔研究動向〕 中東民族誌の展開 VOL.10 1984
社会人類学関係文献一覧(1983年1月~12月)
VOL.11(1985)
清水昭俊 出自論の前線 VOL.11 1985
浜本満 憑依霊としての白人-東アフリカの憑依霊信仰についての一考察- VOL.11 1985
小池誠 首長と祭司-インドネシア・東スンバにおける政治と儀礼- VOL.11 1985
清水芳見 ムスリム社会の民間信仰-エジプトのザール信仰の社会的意味- VOL.11 1985
奥野克己 オマーンの伝統的政治体系に関する一考察-部族・イマーム制をめぐって- VOL.11 1985
高橋統一、青柳まちこ 〔人と学問〕 松平斉光 VOL.11 1985
稲村哲也 チュンカイ-アンデス高地-アンデス高地のケチュア族遊牧民社会における死霊送りの儀礼- VOL.11 1985
橋本和也 フィジーの火渡り-ツーリスムの人類学的研究- VOL.11 1985
堀江俊一 台湾北部客家の位牌 VOL.11 1985
森雅雄 〔研究動向〕 ボヤケたタクソノミー VOL.11 1985
社会人類学関係文献一覧(1984年1月~12月)
VOL.12(1986)
阿部年晴 西ケニア・ルオ社会における憑依 VOL.12 1986
遠藤央 〈イエ〉概念の可能性-東インドネシアの事例を手がかりとして-    
上杉富之 イバン族社会における集団編成のメカニズム VOL.12 1986
伊藤清司 〔人と学問〕松本信廣 VOL.12 1986
秋野晃司 マブア-サダン・トラジャ族の豊穣儀礼- VOL.12 1986
加藤泰 ティガニア・メルの赤・黒・白のクラン分類 VOL.12 1986
杉島敬志 土地神の儘ならぬ配下-フローレス島・リオ族・リセ地域における妖術者をめぐる民俗的知識- VOL.12 1986
小田亮 〔研究動向〕法・占い・モノ語り    
社会人類学関係文献一覧(1985年1月~12月)
VOL.13(1987)
飯島茂 ヒマラヤの人類学的ドラマ-タカリー族の文化変容に見る- VOL.13 1987
坂本邦彦 病気治療者としてのムラグイ-ケニア・タイタ族の事例から- VOL.13 1987
郷太郎 一九世紀ジャワの共同体的土地所有をめぐって VOL.13 1987
中村博一 ハウサのイスコーキー祭祀 VOL.13 1987
大本憲夫、山本質素 〔人と学問〕野口武徳 VOL.13 1987
深沢秀夫 親-子関係を巡る集団性の表出の位相-北部マダガスカル ツィミヘティ族に於けるフィアナカヴィアナ考- VOL.13 1987
中生勝美 中国華北平原の雨乞い-中国山東省の二つの村落の事例を中心に- VOL.13 1987
喜山朝彦 位牌祭祀の操作的側面-沖縄本島東村の事例- VOL.13 1987
棚橋訓 〔研究動向〕ギルミティヤの社会史へ-フィジー・インド移民社会研究の動向- VOL.13 1987
社会人類学関係文献一覧(1986年1月~12月)
VOL.14(1988)
川田順造 身体技法の技術的側面-予備的考察- VOL.14 1988
渡辺欣雄 台湾鬼魂考-漢族における民俗宗教理解のための試論- VOL.14 1988
栗本英世 野生ウリと供犠の論理-”苦味”の民族誌- VOL.14 1988
石川栄吉 オセアニア研究の歳月-退官記念最終講義- VOL.14 1988
上野和男 〔人と学問〕蒲生正男-日本社会の社会人類学- VOL.14 1988
高桑史子 スリランカ南部漁村の魚商人-漁民から魚商へ- VOL.14 1988
木佐木哲朗 祭祀集団への帰属をめぐる一考察-北部ルソン・ボントック・イゴロットの場合- VOL.14 1988
玉置泰明 〔研究動向〕「開発人類学」と「反開発人類学」-「応用」人類学の諸相- VOL.14 1988
社会人類学関係文献一覧(1987年1月~12月)
VOL.15(1989)
青柳まちこ 彼らは如何にしてラタナ教徒となりしか VOL.15 1989
渡辺公三 多産の王と不能の王 VOL.15 1989
宇田川紗子 「ピラート」はデルフィーノか?:イタリア・R町の人々 VOL.15 1989
網野房子 観音イメージの変容 VOL.15 1989
佐々木宏幹 〔人と学問〕古野清人 VOL.15 1989
中込睦子 「位牌分け」と祖先観に関する予備的考察 VOL.15 1989
遠藤央 死をめぐる観念 VOL.15 1989
原毅彦 〔研究動向〕キリスト教と人類学 VOL.15 1989
社会人類学関係文献一覧(1988年1月~12月)
VOL.16(1990)
香原志勢 「文化の生物学的基礎」試論 VOL.16 1990
浜口尚 クジラと暮らし VOL.16 1990
石川登 ボルネオにおける非単系出自論の可能性 VOL.16 1990
崔仁宅 村落社会の諸集団に関する一考察 VOL.16 1990
村武精一ほか 〔座談会〕家・祭祀・女性 VOL.16 1990
横山廣子 白族のキリスト教信者、楊任修氏のライフヒストリー VOL.16 1990
岸上伸啓 接触=伝統期におけるカナダ・イヌイットのキャンプ集団の構成原理について VOL.16 1990
中村潔 「パリ化」について VOL.16 1990
小池誠 〔研究動向〕知識の社会人類学 VOL.16 1990
社会人類学関係文献一覧(1989年1月~12月)
VOL.17(1991)
大島襄二 「ひろがり」としての海 VOL.17 1991
小馬徹 「知恵」と「謎々」 VOL.17 1991
石井奈緒 伊豆諸島御蔵島の分家制限 VOL.17 1991
楊昭 中国華北の宗教組織に関する一考察 VOL.17 1991
大林太良 〔人と学問〕民族学者・岡正雄 VOL.17 1991
スチュアート・ヘンリ 食糧分配における男女の役割分担について VOL.17 1991
武井秀夫 タバコとタバコホルダー VOL.17 1991
吉野晃 タイ北部、ミエン族の移住 VOL.17 1991
曽士才 〔研究動向〕多民族国家における民族学 VOL.17 1991
社会人類学関係文献一覧(1990年1月~12月)
VOL.18(1992)
松井健 詩と民族誌-記述と喚起力をめぐって- VOL.18 1992
春日直樹 キリスト・悪魔・貨幣-フィジーの呪詛と資本主義- VOL.18 1992
森明子 オーストリア農村の「家族」と奉公人制度 VOL.18 1992
杉井信 地域集団と平和協定-フィリピン、コルディリエラ諸社会における地域集団の偏差の背景- VOL.18 1992
茨木透 トゥアレ グのエクラン-西アフリカ、サハラにおける「奴隷」の文化と社会- VOL.18 1992
倉田勇 〔人と学問〕馬淵東一-タテ・ヨコだめなら斜めに社会を歩こう(1977年2月1日)- VOL.18 1992
上杉富之 ボルネオの焼畑農耕民・ムルット族の労働力調達法 VOL.18 1992
網野房子 老人と隠居制-五島列島の事例から- VOL.18 1992
鏡味治也 〔研究動向〕芸術の人類学 VOL.18 1992
社会人類学関係文献一覧(1991年1月~12月)
VOL.19(1993)
福井勝義 戦いと平準化機構 VOL.19 1993
葛野浩昭 「山岳ラップ」と「サミ民族」 VOL.19 1993
綾部真雄 タイ北部山地民社会と平地政体 VOL.19 1993
宮原暁 フィリッピン華人社会の「家」と 商店 VOL.19 1993
宮田登 〔人と学問〕坪井洋文の学問 VOL.19 1993
馬場雄司 タイ・ルー族の移住と守護霊儀礼 VOL.19 1993
崔仁宅 祭儀集団から見た八重山島嶼社会誌 VOL.19 1993
中村博一 東部谷の家づくり VOL.19 1993
宇田川学 〔研究動向〕伝統医療研究の行方 VOL.19 1993
社会人類学関係文献一覧(1992年1月~12月)
VOL.20(1994)
前山隆 ポスト植民地主義と文化人類学 VOL.20 1994
関根康正 「オリエンタリズム」とインド社会人類学への試論 VOL.20 1994
山路勝彦 植民地台湾と<子ども>のレトリック VOL.20 1994
中山和芳 日本統治下のポナペ島 VOL.20 1994
山本真鳥 反植民地主義のセクシュアリティ VOL.20 1994
ゲイノア・マクドナルド 現代オーストラリアにおける植民地主義の遺産と人類学の実践 VOL.20 1994
熊田直子 ビルマのダンマタッの役割と意味の変化 VOL.20 1994
茨木透 象牙海岸アジュクル族の運搬労働 VOL.20 1994
宮崎広和 〔研究動向〕オセアニア歴史人類学研究の最前線 VOL.20 1994
社会人類学関係文献一覧(1993年1月~12月)
「社会人類学年報」総目次:第1号(1975)‐第20号(1994)
VOL.21(1995)
落合一泰 ルンバ・街路・大聖堂-コロンビア西北部アフリカ系社会の聖フランチェスコ祭- VOL.21 1995
関一敏 われわれのようでないものたち-フィリピン・ビサヤ地方シキホール島の精霊譚をめぐって- VOL.21 1995
玉置泰明 フィリピン初期キリスト教化をめぐる覚書 VOL.21 1995
秀村研二 韓国キリスト教の現在とその理解 VOL.21 1995
石井溥 〔人と学問〕原忠彦著 VOL.21 1995
杉井信 葬送儀礼と即興歌-フィリピン山地民ティンギャンの儀礼変化- VOL.21 1995
石川浩之 墓帰属にみる門中-沖縄本島塩屋湾周辺の事例から- VOL.21 1995
赤堀雅幸 〔研究動向〕『オリエンタリズム』と中東民族誌の今日 VOL.21 1995
社会人類学関係文献一覧(1994年1月~12月)
VOL.22(1996)
中川敏 オリエンタリズムと数学の直感主義 VOL.22 1996
松田素二 「人類学の危機」と戦術的リアリズムの可能性 VOL.22 1996
永渕康之 植民地時代以後における国家・社会・宗教 VOL.22 1996
床呂郁哉 アガマ(宗教)をめぐる「日常の政治学」 VOL.22 1996
信田敏広 オラン・アスリのビチャラ VOL.22 1996
茨木透 アジュクル族における鍛冶屋の消滅 VOL.22 1996
吉田竹也 現代バリ宗教の変容論 VOL.22 1996
増田研 エチオピア南部バンナにおける性と結婚 VOL.22 1996
菊池滋夫 〔研究動向〕アフリカ妖術研究再訪‐経験の組織化と権力 VOL.22 1996
社会人類学関係文献一覧(1995年1月~12月)
VOL.23(1997)
佐々木史郎 広域経済システムとウデへの狩猟 VOL.23 1997
池谷和信 イギリス植民地ベチュアナランドにおける毛皮をめぐるエスノネットワーク VOL.23 1997
川橋範子 フェミニストエスノグラフィーの限界と可能性-女による女についての女のための民族誌?- VOL.23 1997
新井健一郎 20世紀初頭ジャワ・ムスリム社会における学校の導入-学校を通してみたイスラーム諸勢力- VOL.23 1997
瀬川昌久 「人と学問」王崧興 VOL.23 1997
宮原暁 「チノイ」をめぐる想像と挑戦-中国系フィリピン人とフィリピン国民国家の関係をめぐって- VOL.23 1997
福田美紀 〔研究動向〕島嶼部東南アジア、イスラームをめぐる人類学的研究  VOL.23 1997
社会人類学関係文献一覧(1996年1月~12月)
OL.24(1998)
福島真人 文化からシステムへ VOL.24 1998
大山昌彦 ダンシング・イン・ザ・ストリート VOL.24 1998
生地陽 日本人の踊るフラのゆくえ VOL.24 1998
菊地滋夫 言説と信仰 VOL.24 1998
田川玄 語られる年齢体系と民族主義 VOL.24 1998
高倉浩樹 サハ・ナショナリズム再考 VOL.24 1998
熊田直子 現代ビルマの村落構造 VOL.24 1998
社会人類学関係文献一覧(1997年1月~12月)
VOL.25(1999)
青木恵理子 日本語で人類学すること VOL.25 1999
棚橋訓 ポリネシア・クック諸島における下位首長会議の成立と展開 VOL.25 1999
綾部真雄 民族への帰属とクラン・イデオロギー VOL.25 1999
片上英俊 ベーレにおける半族アイデンティティの高まりとその展開 VOL.25 1999
和田正平 〔人と学問〕富川盛道 VOL.25 1999
中山紀子 「アチック」「カパル」論再考 VOL.25 1999
石井洋子 避妊知識の生成と伝達 VOL.25 1999
立川陽仁 〔研究動向〕ポトラッチ研究史と将来の展望 VOL.25 1999
社会人類学関係文献一覧(1998年1月~12月)
VOL.26(2000)
宮崎恒二 移動と異同-ジャワ系マレー人と呪詛- VOL.26 2000
石橋純 聖像はいかにして聖人となるか-アフロベネズエラ文化におけるサン・ファン信仰- VOL.26 2000
丹羽典生 イギリス統治下フィジーにおける初期間接統治体制の導入・確立と社会変動-トゥカ運動を中心とする一考察- VOL.26 2000
椎野若菜 「コンパウンド」と「カンポン」-居住に関する人類学用語の歴史的考察- VOL.26 2000
伊藤泰信 知の状況依存性について-知識人類学試論- VOL.26 2000
信田敏宏 「上の人々」と「下の人々」-オラン・アスリ社会における開発と階層化- VOL.26 2000
湖中真哉 牧畜民の命名技法と経験世界のグローバル化-ケニア中北部サンブルの事例- VOL.26 2000
吉田世津子 「サヤックたち」の集団化-旧ソ連領中央アジア・クルグス一村落における父系出自親族の動態- VOL.26 2000
大川真由子 〔研究動向〕ヴェール論にみる中東ムスリム女性研究の現在-イスラーム主義と「近代化」の視点から- VOL.26 2000
社会人類学関係文献一覧(1997年1月~12月)
VOL.27(2001)
足立明 開発の人類学-アクター・ネットワーク論の可能性- VOL.27 2001
宮崎広和 方法としての希望 VOL.27 2001
石井洋子 農業開発と地域社会-ケニア共和国、ケニア山南領平野の開拓をめぐる諸相- VOL.27 2001
田所聖志 イニシエーションと還流的労働移動の節合-パプワニューギニア、サンビアの事例から- VOL.27 2001
古家信平 〔人と学問〕宮田登 VOL.27 2001
新井健一郎 不動産王チプトラのジャカルタ VOL.27 2001
桑山敬己 〔研究動向〕ネイティヴの人類学の最前線 VOL.27 2001
VOL.28(2002)
松園万亀雄 民族誌と個性-フィールドワークにおける「私」をめぐって- VOL.28 2002
池田光穂 政治的暴力と人類学を考える-グアテマラの現在- VOL.28 2002
白川千尋 不在の名称-ヴァヌアツ・ポートヴィラにおける名乗りをめぐって- VOL.28 2002
立川陽仁 サケ漁業・缶詰業とレクウィルトクの経済活動-1850-1920年代- VOL.28 2002
石田慎一郎 戦争の復活と伝承の記述-パプアニューギニア、エンガ州における平和研究の系譜- VOL.28 2002
馬場淳 シブリングを活かすことと社会変化を生きること-パプアニューギニア・アドミラルティ初頭における婚資の寄贈をめぐって- VOL.28 2002
澤井充生 死者をムスリムとして土葬すること-寧夏回族自治区銀川市の事例から- VOL.28 2002
平井伸治 ゲームの中のマチスモ-アマチュア・サッカーとメキシコの多様な「男らしさ」- VOL.28 2002
飯高伸五 〔研究動向〕ミクロネシア研究における「植民地状況下の政治意識」 VOL.28 2002
社会人類学関係文献一覧(2001年1月~12月)
VOL.29(2003)
小田亮 二元論とその批判が隠蔽すること-あるいは「抵抗」という概念について- VOL.29 2003
大村敬一 近代科学に抗する科学-イヌイトの伝統的な生態学的知識にみる差異の構築と再生産- VOL.29 2003
深山直子 マオリ漁業権の獲得に向けて-1986年テ・ウェエヒ裁判を中心に- VOL.29 2003
石垣直 故郷への帰還-台湾先住民・ブヌン社会における〈部落地図〉作成運動と想像力- VOL.29 2003
椎野若菜 「寡婦相続」再考-夫亡き後の社会制度をめぐる人類学的用語- VOL.29 2003
高谷紀夫 〔人と学問〕民族学者 大林太良 VOL.29 2003
大川真由子 「近代化」におけるラクダとベドウィン-オマーンにおけるラクダレースの分析を通じて- VOL.29 2003
大柴弘子 「不妊治療」という意味-用語の誕生と普及のプロセスから- VOL.29 2003
奥野克巳 〔研究動向〕近代医療の世界拡張と人類学-帝国医療とその生成変化を中心に- VOL.29 2003
社会人類学関係文献一覧(2001年1月~12月)
VOL.30(2004)
菅原和孝 人類学にとってのコミュニケーション論 VOL.30 2004
森山工 移葬の政治学-タナナリヴ、1938年の〈ファマディハナ〉- VOL.30 2004
長谷千代子 他者とともに空間をひらく-雲南省芒市の関公廟をめぐる徳宏タイ族の実践- VOL.30 2004
渡辺日日 全体論・機能主義・批判理論-現代社会に於ける人類学的思考の為に- VOL.30 2004
宮地歌織 ケニア・グシイ社会における「女子割礼」をめぐる現代的諸相-割礼技術の医療化と女性たちの新たな動き- VOL.30 2004
斎藤剛 非祝祭的祭り-モロッコの南部におけるイスラーム神秘主義教団の聖者祭と宗教的実践- VOL.30 2004
丹羽典生 フィジー諸島共和国におけるソロモン諸島民の現在-ヴィティレヴ諸島西部S集落の事例から- VOL.30 2004
片上英俊 村落調査からみた農耕民ベーレの婚資制度-現金の受容を中心に- VOL.30 2004
溝口大助 〔研究動向〕近代における妖術研究の展開-アフリカにおける市場経済化と妖術現象を中心に- VOL.30 2004
社会人類学関係文献一覧(2003年1月~12月)
『社会人類学年報』総目次(第21号~第30号)
VOL.31(2005)
田辺繁治 コミュニティ再考-実践と統治の視点から- VOL.31 2005
土佐桂子 ビルマにおける高僧信仰の現在-巡礼地形成における社会的ダイナミズム- VOL.31 2005
子島進 NGOを通して見るイスラーム復興-パキスタンの事例を中心に- VOL.31 2005
劉正愛 仮構としての観光空間-中国満族のヘトアラ城の復元をめぐって- VOL.31 2005
北林かや ろう者の世界と聴者の世界の間で-聞こえない人々の親子関係にみるコミュニケーションとアイデンティティ- VOL.31 2005
田所聖志 漁撈集団の組織化-パプアニューギニア、テワーダにおける河川魚毒漁- VOL.31 2005
増田研 〔研究動向〕西南部エチオピア、戦いを介した民族間関係 VOL.31 2005
VOL.32(2006)
田中雅一 身内で結婚する-スリランカ・タミル漁村における婚姻をめぐって- VOL.32 2006
鈴木裕之 アビジャン・レゲエと政治の関係-アルファ・ブロンディの歌詞に放言される政治的視点の変化- VOL.32 2006
今堀恵美 市場経済におけるカシュタチ(刺繍屋)事業の誕生-ウズベキスタン・ショーフィルコーン地区の事例から- VOL.32 2006
高桑史子 スリランカ海村における災害をめぐる人類学的課題-内戦後の復興から津波災害を経て- VOL.32 2006
陳文玲 宗教実践としての「病院奉仕」-台湾における仏教団体の事例から- VOL.32 2006
飯高伸五 パラオの葬儀における首長位称号の客体化-屋敷地への埋葬と食物の分配を事例として- VOL.32 2006
石垣直 現代台湾における<原住民族>の位置づけ-「原住民族自治区法」草案をめぐって- VOL.32 2006
山田慎也 〔研究動向〕日本における葬制研究の展開-近代化による変容を中心に- VOL.32 2006
VOL.33(2007)
中谷文美 「わたしの布は誰のもの?」-インドネシア伝統染織の〈ファッション化〉をめぐって- VOL.33 2007
名和克郎 現地の記述-ビャンスに関する民族誌的と呼び得る出版物をめぐって- VOL.33 2007
河合洋尚 客家風水の表象と実践知-広東省梅州市における囲龍屋の事例から- VOL.33 2007
深山直子 都市マオリによる「居場所」の確保-パパクラ・マラエの創設過程の分析より- VOL.33 2007
山口徹、甲斐祐介 ピット耕地の景観史-マーシャル諸島マジュロ環礁のジオアーケオロジー調査から- VOL.33 2007
宮岡真央子

日常を生きる困難と伝統文化の語り-台湾原住民族ツォウの伝統的首長をめぐる〈蜂蜜事件〉の事例から-

VOL.33 2007
王柳蘭 移動をめぐる歴史的経験の重層性-タイ・ビルマ国境の雲南系漢族・雲南系回族の事例から- VOL.33 2007
馬場淳 婚資額へのオブセッション-パプアニューギニア・マヌス島クルティ社会におけるカストム・ワークの現代的位相- VOL.33 2007
小西公大 「トライブ」と社会関係-インド・タール沙漠における女神神話と民俗概念「キスビー」をめぐって- VOL.33 2007
山田亨 〔研究動向〕アメリカ法人類学における現代的動向-法と市民生活との乖離をめぐる議論を中心に- VOL.33 2007
VOL.34(2008)
杉島敬志 複ゲーム状況について VOL.34 2008
風間計博 人類学における生物性の諸相 VOL.34 2008
綾部真雄 エスニック・セキュリティ VOL.34 2008
東賢太朗 呪術・他者・理解 VOL.34 2008
須藤健一 〔人と学問〕石川榮吉 VOL.34 2008
山本早良紗 バリ島の葬送にみる「穢れ」観念の変化 VOL.34 2008
小林誠 地球温暖化言説とツバル VOL.34 2008
吉田佳世 〔研究動向〕沖縄の祖先祭祀と社会組織に関する研究動向 VOL.34 2008
斎藤剛 〔書評〕HEFNER,R.W.&M.Q.ZAMAN(eds.)2007 Schooling Islam:The Culture and Politics of Modern Muslim Education. VOL.34 2008
石田慎一郎 〔書評〕MENSKI,W.2006 Comparative Law in a Global Context:The Legal Systems of Asia and Africa.(Second Edition) VOL.34 2008
國弘暁子 〔書評〕REDDY,G.2005 With Respect to Sex:Negotiating Hijra Identity in South India. VOL.34 2008
VOL.35(2009)
坂井信三 歴史の叙述と社会の記述 VOL.35 2009
高橋絵里香 福祉”社会”と人類学 VOL.35 2009
熊田陽子 性労働者の「人格」再考 VOL.35 2009
小野澤正喜 〔人と学問〕綾部恒雄 VOL.35 2009
市野澤潤平 インド洋津波と風評災害 VOL.35 2009
市川哲 移住経験から見るサブ・エスニシティの説明方法 VOL.35 2009
池田昭光 レバノンにおける「宗教」の実践と「宗派」の語り VOL.35 2009
横田浩一 〔研究動向〕中国民俗宗教の表象とその社会的影響をめぐる研究動向 VOL.35 2009
安井眞奈美 〔書評〕荻野美穂『「家族計画」への道‐近代日本の生殖をめぐる政治』 VOL.35 2009
石川浩之 〔書評〕笠原政治『<池間民族>考‐ある沖縄の島びとたちが描く文化の自画像をめぐって』 VOL.35 2009
VOL.36(2010)
古谷嘉章 物質性の人類学に向けて VOL.36 2010
出口顯 他者のための空洞 VOL.36 2010
寺戸淳子 「奇跡の聖地」の語り方 VOL.36 2010
豊田三佳 高齢化とトランスナショナルな世帯形成 VOL.36 2010
渡邊欣雄 〔講演録〕持続可能な理論構築のために VOL.36 2010
大坪玲子 イエメンにおけるカートの流通とその特徴 VOL.36 2010
小川絵美子 ラップ・ノーン VOL.36 2010
大川謙作 〔研究動向〕現代チベット研究と代替民族誌の問題 VOL.36 2010
長坂格 〔書評〕工藤正子『越境の人類学‐在日パキスタン人ムスリム移民の妻たち』 VOL.36 2010
小林誠 〔書評〕 BESNIER,NIKO Gossip and the Everyday Production of Politics. VOL.36 2010
VOL.37(2011)
片岡樹

食人鬼のいる生活-タイ山地民ラフの妖術譚とその周辺-

VOL.37 2011
丹野清人 日系人の受け入れからみえてくる日本国籍の境界 VOL.37 2011
ニコ・ベズニエ トンガにおけるモダニティ・コスモポリタニズム・中流階級の出現 VOL.37 2011
池亀彩 グル・ガバナンス VOL.37 2011
吉田佳世 門中制度における嫁の力 VOL.37 2011
小林宏至 テクストとしての族譜 VOL.37 2011
梅村絢美 発話がまねく禍、沈黙がもたらす効力 VOL.37 2011
新ヶ江章友 〔研究動向〕クィア人類学の可能性を探る VOL.37 2011
馬場淳 〔書評〕 GODDARD,MICHAEL Substantial Justice:An Anthropology of Village Courts in Papua New Guinea. VOL.37 2011
山田亨 〔書評〕 RICHLAND,JUSTIN B.Arguing with Tradition:the Language of Law in Hopi Tribal Court. VOL.37 2011
今堀恵美 〔新刊紹介〕RASANAYAGAM,JOHAN ISLAM in Post-Soviet Uzbekistan:The Morality of Experience. VOL.37 2011
二文字屋脩 〔新刊紹介〕DAVIES, JAMES and DIMITRINA SPENCER(eds.) Emotions in the Field:The Psychology and Anthropology of Fieldwork Experience. VOL.37 2011
VOL.38(2012)
宮武公夫 現代の人類学‐ホーリスティックな存在の人類学へ向けて VOL.38 2012
三浦敦 現代市場社会における非私的所有権の効率性と社会的機能 VOL.38 2012
小林誠 伝統を知る方法 VOL.38 2012
笠原政治 〔人と学問〕比嘉政夫 VOL.38 2012
鄭大均 二〇〇九年に生まれた一〇五人の日本人 VOL.38 2012
中空萌 ポストコロニアリズムをとりこむ科学者たち VOL.38 2012
二文字屋脩 〔研究動向〕「狩猟採集民なるもの」の現在 VOL.38 2012
西谷真希子 〔書評〕MILLER, DANIEL Tales from Facebook. VOL.38 2012
VOL.39(2013)
石井美保
神霊が媒介する未来へ
VOL.39 2013
佐久間寛 祖先・奴隷・腹 VOL.39 2013
碇陽子 アメリカを中心としたファット・アクセプタンス運動の展開にみる「ファット」カテゴリの特殊性 VOL.39 2013
永田脩一 ホピ族の「オバ」の謎 VOL.39 2013
小長谷有紀 移行期モンゴルに首都近郊へ移住した遊牧民たち VOL.39 2013
里見龍樹 想起されるマーシナ・ルール VOL.39 2013
岩谷洋史 〔研究動向〕情報通信技術関係企業におけるエスノグラフィの活用動向について VOL.39 2013
池田昭光 〔書評〕ALEXANDER,JEFFREY C.et al(eds.)Interpreting Clifford Geertz:Cultural Investigation in the Social Sciences. VOL.39 2013
川瀬由高 〔書評〕AMIT, VERED and NIGEL RAPPORT Community, Cosmopolitanism and the Problem of Human Commonality. VOL.39 2013
VOL.40(2014)
小田亮 アクチュアル人類学宣言! VOL.40 2014
中川理 国家の外の想像力 VOL.40 2014
深田淳太郎 ビッグマン、ビジネスマン、強欲な老人とただ村にいた人 VOL.40 2014
近藤英俊 恐怖の入居者 VOL.40 2014
藏本龍介 ミャンマーの瞑想センター VOL.40 2014
橋本栄莉 ヌエルの予言者と「ホワイト・アーミー」 VOL.40 2014
梶丸岳 〔研究動向〕「歌垣」から歌掛けへ VOL.40 2014
VOL.41(2015)
奥野克巳 飢え、食べ、排泄する VOL.41 2015
松村圭一郎 国家と市場の人類学に向けて VOL.41 2015
小川さやか トランスナショナルなインフォーマル交易における道義的合法性をめぐって VOL.41 2015
荒木亮 オブジェクトとしてのジルバッブ VOL.41 2015
デイル・F・アイケルマン 〔人と学問〕大塚和夫の人と学問 VOL.41 2015
玉井隆 〔研究動向〕グローバル・ヘルス時代におけるアフリカの生物医療と医療人類学 VOL.41 2015
吉村竜 個人化と共同性を生きる農民 VOL.41 2015
菅沼文乃 〔書評〕高橋恵里香『老いを歩む人びと』 VOL41 2015
斉藤俊介 〔新刊紹介〕津村文彦『東北タイにおける精霊と呪術師の人類学』 VOL.41 2015
西尾善太 〔新刊紹介〕佐藤知久、比嘉夏子、梶丸岳(編)『世界の手触り』 VOL.41 2015
VOL.42 (2016)
田中雅一 軍事環境問題の文化人類学:在沖・米海兵隊普天間航空基地周辺の聞き取り調査から VOL.42 2016
橋本裕之 拡張する実践共同体、もしくは地域文化の可能態 VOL.42 2016
  [特集] 人類学者の存在論     
綾部真雄 序 かかわりの再定位:人類学における「普通」のゆらぎ VOL.42 2016
田口洋美 狩猟文化研究と文化継承というやっかいな問い VOL.42 2016
思沁夫 人類学への誘い、人類学からの旅立ち VOL.42 2016
伊藤敦規 ホストとして関わる人類学:米国南西部先住民ホピと私のこれまでとこれから VOL.42 2016
川瀬由高 流しのコンバイン:収穫期の南京市郊外農村における即興的分業 VOL.42 2016
奈良雅史 [研究動向]現代中国における宗教的状況をめぐる人類学的研究:二重の宗教的正統性と宗教実践のもつれ VOL.42 2016
荒木亮 [新刊紹介]HOESTEREY, JAMES B. Rebranding Islam: Piety, Prosperity, and a Self-Help Guru VOL.42 2016
VOL.43 (2017)
中川敏
嘘の美学:異文化を理解するとはどういうことか
VOL.43 2017
山口裕子
過去との多様な連累の探求に向けて:インドネシア地方社会の集団的暴力をめぐる考察
VOL.43 2017
近藤祉秋
ボブ老師はこう言った:内陸アラスカ・ニコライ村におけるキリスト教・信念・生存
VOL.43 2017
小田亮
[人と学問]村武精一先生の「社会的・象徴的秩序」
VOL.43 2017
熊田陽子
「窓」のある景色、「窓」から垣間見る世界:法・観光化・政治の狭間にあるアムステルダムの移民売春者をめぐる予察
VOL.43 2017
斎藤みほ
現代に生きる昔語り:青森県津軽地方にみる昔コと子どもたち
VOL.43 2017
吉元菜々子
生家にとどまる既婚女性:ネパール、グルン社会における一時的な訪問婚に関する予備的考察
VOL.43 2017
堀江未央
[研究動向]女性の越境移動研究の展開:アジアにおける婚姻移動を中心に
VOL.43 2017
石田慎一郎
[書評]PIRIE, FERNANDA The anthropology of law.
VOL.43 2017
小林誠
[新刊紹介]風戸真理・尾崎孝宏・高倉浩樹(編)『モンゴル牧畜社会をめぐるモノの生産・流通・消費』
VOL.43 2017
二文字屋脩
[新刊紹介]大石高典 『民族境界の歴史生態学――カメルーンに生きる農耕民と狩猟採集民』
VOL.43 2017
VOL.44 (2018)
菅 豊 フィールドワークの宿痾:公共民俗学者・宮本常一がフィールドに与えた「迷惑」 VOL.44 2018
島村一平 呪術化する社会主義:社会主義モンゴルにおける仏教の呪術的実践と還俗ラマ VOL.44 2018
中西裕二 村落の伝承と文化の歴史化:和歌山県南部・古座川流域の村落の事例から VOL.44 2018
嶺崎寛子 ローカルをグローバルに生きる:アフマディーヤ・ムスリムの結婚と国際移動 VOL.44 2018
寺尾 萌 蒸留乳酒シミンアルヒとモンゴルの接客技法に関する一考察 VOL.44 2018
佐藤若菜 [研究動向]中国本土・台湾の漢族に関する一九九〇年代以降の親族研究:女性に着目した新たな動き VOL.44 2018
石田慎一郎 [書評]GOODALE, MARK Anthropology and Law: A Critical Introduction. VOL.44 2018
板久梓織 [新刊紹介]緒方しらべ『アフリカ美術の人類学――ナイジェリアで生きるアーティストとアートのありかた』 VOL.44 2018
VOL.45 (2019)
関根 康正 〈往路と復路〉の人類学の地平:『ストリート人類学』の解題と補遺 VOL.45 2019
佐川 徹 漁労を始めた牧畜民:ダサネッチにおける生業をめぐる文化的評価とその変化 VOL.45 2019
下田健太郎 〈水俣病患者〉から〈普遍なる一人〉へ:不知火海に生きるある一漁師の自己の技法 VOL.45 2019
渡辺 浩平 「調和」する笑い:ナヴァホ指定居留地における相互行為の事例から VOL.45 2019
日下部啓子 「半商品」としてのサルン:インドネシア、タナ・トラジャ県シンブアン郡の織布をめぐる生産・消費・流通 VOL.45 2019
松崎かさね 「かみ合わない—でもない」ケアの記述:関東圏の介護老人保健施設における調査から VOL.45 2019
伊藤 眞 LGBTとワリアのはざま:南スラウェシにおけるワリアスポーツ芸能大会中止事件から VOL.45 2019
河野正治/菊地真理/オオツキ・グラント・ジュン [研究動向]日常倫理の人類学:関与・判断・主体性 VOL.45 2019
石田慎一郎 [書評]ZENKER, OLAF and MARKUS VIRGIL HOHNE eds. The State and the Paradox of Customary Law in Africa. VOL.45 2019
板久 梓織 [新刊紹介]MAHONEY, DILLON The Art of Connection: Risk, Mobility and the Crafting of Transparency in Coastal Kenya. VOL.45 2019
山内健太朗 [新刊紹介]呉屋淳子『「学校芸能」の民族誌:創造される八重山芸能』 VOL.45 2019
高倉 浩樹 [新刊紹介]太田至・曽我亨(編)『遊牧の思想:人類学がみる激動のアフリカ』 VOL.45 2019
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