職 位:教授
研究室:5号館3階356
電話番号:042-677-2063(内1144)
E-mail:chirosh@tmu.ac.jp
Shin-ichiro Ishida at Academia.edu
Shin-ichiro Ishida at Researchmap
■プロフィール
学歴:
慶應義塾大学文学部史学科民族学考古学専攻:1998年3月卒業
東京都立大学大学院社会科学研究科社会人類学専攻修士課程:2001年3月修了
東京都立大学大学院社会科学研究科社会人類学専攻博士課程:2005年3月修了
職歴:
日本学術振興会特別研究員DC2(東京都立大学):2003年4月~2005年3月
日本学術振興会特別研究員PD(国立民族学博物館):2005年4月~2007年10月
大阪大学人間科学研究科特任助教(常勤):2007年10月~2009年9月
首都大学東京社会人類学教室准教授:2009年10月~2020年3月
東京都立大学社会人類学教室准教授:2020年4月~2023年3月
東京都立大学社会人類学教室教授:2023年4月~現在に至る
取得学位:
学士(史学)、慶應義塾大学文学部
修士(社会人類学)、東京都立大学大学院社会科学研究科
博士(社会人類学)、東京都立大学大学院社会科学研究科
所属学会:
日本文化人類学会、日本法社会学会、東京都立大学・首都大学東京社会人類学会、日本オセアニア学会、日本アフリカ学会、アジア法学会、アメリカ法社会学会(Law and Society Association)、国際民族学人類科学連合(IUAES)
■研究内容
研究領域(専門分野):
1. 法人類学全般(リーガル・プルーラリズム研究、オルタナティブ・ジャスティス研究、アフリカ法、紛争事例分析、婚姻ならびに兄弟分を事例とする身分契約論などを中心に)
2. 東アフリカの民族誌(ケニア中央高地イゲンベ地方における2001年以来の定点観測的研究)
3. 実践人類学(ケニア国立博物館を拠点とした共同研究事業の推進)
調査地:
1. ケニア(キシイ地方、イゲンベ地方)
2. パプアニューギニア(エンガ州ワバグ地方)
3. マレーシア(ジョホール州エンダウロンピン国立公園)
■研究業績
【単著】
2024 Feathers, Horns and Guardians: A Study of Social Transition in an African Community. Kyoto University Press and Trans Pacific Press.
概要と各章紹介はこちら[PDF:407KB]
2019『人を知る法、待つことを知る正義:東アフリカ農村からの法人類学』勁草書房。
受賞 日本法社会学会第21回学会奨励賞(著書部門)
受賞 2020年度アジア法学会賞(研究奨励賞)
書評 週刊読書人 2020年2月7日号(評者 吉井千周氏)
書評 図書新聞 2020年4月25日号(評者 高野さやか氏)
書評 アフリカレポート 59巻(評者 網中昭世氏)
書評 法社会学 87号(評者 久保秀雄氏)
書評 アフリカ研究 101号(評者 阿部利洋氏)
書評 NPOアフリックアフリカ「おすすめアフリカ本」(評者 大石高典氏)
書評 比較民俗研究 37号(評者 朴美子氏)
紹介 法律時報 2020年12月号(特集・学界回顧2020)
【編著】
2020 Njũgũna Gĩchere, S.A. Mûgambi Mwithimbû, and Shin-ichiro Ishida eds., Family dynamics and memories in Kenyan villages. National Museums of Kenya.
2019 松本尚之・佐川徹・石田慎一郎・橋本栄莉・大石高典編『アフリカで学ぶ文化人類学:民族誌がひらく世界』昭和堂。
2016 Njũgũna Gĩchere, S.A. Mûgambi Mwithimbû, and Shin-ichiro Ishida eds., The indigenous knowledge of the Amîîrrû of Kenya. University of Nairobi Press.
2015 角田猛之・ヴェルナー・メンスキー・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2014 Njũgũna Gĩchere, S.A. Mûgambi Mwithimbû, and Shin-ichiro Ishida eds., Culture in peace and conflict resolution within communities of Central Kenya. National Museums of Kenya.
2012 牟田和恵・平沢安政・石田慎一郎編『競合するジャスティス:ローカリティ・伝統・ジェンダー』大阪大学出版会。
2011 石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス:新しい〈法と社会〉への批判的考察』大阪大学出版会。
2009 角田猛之・石田慎一郎編『グローバル世界の法文化:法学・人類学からのアプローチ』福村出版。
2008 松園万亀雄・縄田浩志・石田慎一郎編『アフリカの人間開発:実践と文化人類学』明石書店。
2007(first edition), 2008(second edition) Njuguna Gichere and Shin-ichiro Ishida eds., The indigenous knowledge of the Ameru of Kenya. Meru Museum.
【論文】
2023 “Anthropology, indigenous methodology, and the restatement of African laws: lessons from research collaborations in Kenya,” Legal Pluralism and Critical Social Analysis 55(3): 321–338.
2023「问答:法律人类学的传统」『法律和社会科学』20巻1号。
2023「裁判官の熟慮と直感 : アフリカ民族誌の比較視点」『現代思想』51(9)。
2022「きりはなす法とつなぐ法への時間と願望:African litigiousnessと民族誌の新しい比較から」『法社会学』88号。
2021「カニェリは真に抱いた者のために舞う:ケニア中央高地イゲンベ地方の名前と歴史意識」馬場淳・平田晶子・森昭子・小西公大 編『萌える人類学者』東京外国語大学出版会。
2021「食の偏在」野林厚志編『世界の食文化百科事典』丸善出版。
2021「私の研究:待つことを知る正義」『手から手へ』(都立大労組)2878号(新年号)。
2020 “Name-sharing among the Îgembe: The Kîmîîrû texture of personhood in a village community,” In Njũgũna Gĩchere, S.A. Mûgambi Mwithimbû, and Shin-ichiro Ishida eds., Family dynamics and memories in Kenyan villages. National Museums of Kenya, pp. 57-76.
2019「待つことを知る社会の正義:東アフリカ民族誌からのオルタナティブ・ジャスティス論」細谷広美・佐藤義明 編『グローバル化する〈正義〉の人類学:国際社会における法形成とローカリティ』昭和堂。
2018「法と人間」桑山敬己・綾部真雄編『詳論 文化人類学』ミネルヴァ書房。
2018 “For a man who never dies and who eats his own: Revival of clan in local communities of the Îgembe in Kenya,” The journal of social sciences and humanities (Social anthropology 11) 『人文学報』(社会人類学11)
2017 “Homicide compensation in an Îgembe community in Kenya, 2001-2015: Fifteen years of clan making in a local context,” African study monographs, 38 (4): 173-220.
2017 “Formal and substantive reasoning about marriage in Kenyan legal pluralism: A three-dichotomy analysis,” The journal of social sciences and humanities (Social anthropology 10) 『人文学報』(社会人類学10)
2016「千葉法学における法主体・固有法・法文化の概念」『アジア法研究』2015(第9号): 63-74.
2016「ケニア中央高地イゲンベ地方の紛争処理における平等主義と非人格性」松田素二・平野美佐編『紛争をおさめる文化:不完全性とブリコラージュの実践』京都大学学術出版会。
2016「グシイの離婚訴訟:1997年ならびに1998年の事例を中心に」『人文学報』512(2)(社会人類学9): 37-57。
2015「序論」(角田猛之と共著)角田猛之・ヴェルナー・メンスキー・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015「千葉理論からChiba Theoriesへ:多元的法体制論を語りなおす」角田猛之・ヴェルナー・メンスキー・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015 “Repaying mortgages to build more houses: A key to the success of Habitat for Humanity’s Project in Kenya,” The journal of social sciences and humanities (Social anthropology 8) 『人文学報』(社会人類学8): 65-87.
2014 “Egalitarian conflict management among the Îgembe of Kenya,” African Study Monographs, supplementary issue 50 (Conflict Resolution and Coexistence: Realizing African Potentials) , pp.73-102.
2014「ケニア中央高地のミラー:イゲンベ地方における嗜好品産業の動員力」落合雄彦編『アフリカ・ドラッグ考:交錯する生産・取引・乱用・文化・統制』晃洋書房。
2014「コラプションの人類学:若干の覚え書き」(吉元菜々子と共著)『人文学報』483(社会人類学分野7):43-49.
2013「アフリカの墓」土生田純之編『事典 墓の考古学』吉川弘文館。
2012 “A confluence of alternatives: The merging of Mennonites and peace projects in Kenya,” in Nanami Suzuki ed., The Anabaptist idea and the way of practicing care (Senri ethnological studies 79), pp.63-79.
2012「競合する/しないジャスティス:どこにもありどこにもない」牟田和恵・平沢安政・石田慎一郎編『競合するジャスティス:ローカリティ・伝統・ジェンダー』大阪大学出版会。
2011「グローバル経済と食環境の変化」河合利光編『世界の食に学ぶ:国際化の比較食文化論』時潮社。
2011「訳者解説」(角田猛之・市原靖久と共著)ローレンス・ローゼン著、角田猛之・石田慎一郎監訳『文化としての法:人類学・法学からの誘い』福村出版。
2011「序論 オルタナティブ・ジャスティスとは何か」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2011「ケニア中央高地における兄弟分の役割:当事者対抗にかわる紛争処理はいかに補強されるか」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2011「呼応するオルタナティブ:ケニアにおける平和事業とメノナイトの合流」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2011「差別」「戦争と平和」綾部真雄編『私と世界:6つのテーマと12の視点』メディア総合研究所。
2010 “Legal pluralism and human rights in a Kenyan court,” in Manfred Hinz ed., In search of justice and peace: Traditional and informal justice systems in Africa, Windhoek, Namibia Scientific Society.
2010「移行期社会におけるオルタナティブ・ジャスティス:真実委員会と修復的司法」(河村有教と共著)『コンフリクトの人文学』2号。
2010「政治犯罪・集団暴力に対する修復的アプローチをめぐる総合的検討」(河村有教、加藤敦典、久保秀雄、高野さやか、馬場淳、クラウディア・イトゥアルテ=リマと共著)『コンフリクトの人文学』2号。
2010「身分契約の人類学:人と人との絆を律する法」仲正昌樹編『近代法とその限界』御茶の水書房。
2009 “Living law or zombie law? The place of customary law in Asian and African legal pluralism,” Nomos 24.
2009「法文化研究における社会人類学者の役割:アフリカ慣習法の柔軟性と確定性をめぐって」角田猛之・石田慎一郎編『グローバル世界の法文化:法学・人類学からのアプローチ』福村出版。
2009「ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)におけるアジア・アフリカ法研究及び教育の動向:ヴェルナー・メンスキー教授との交流を中心に」(河村有教と共著)『コンフリクトの人文学」1号。
2008 “The indigenous law of the Igembe of Kenya,” In Masaru Miyamoto and Judeth John Baptist eds., Legal culture in South-East Asia and East Africa, Kota Kinabalu: Sabah Museum, pp.145-239.
2008「ケニア中央高地ニャンベネ地方における国際開発NGO:ハビタット・フォー・ヒューマニティによる住宅建設支援とローン返済の現状」松園万亀雄・縄田浩志・石田慎一郎編『アフリカの人間開発:実践と文化人類学』明石書店。
2008「ケニアの民間開発」『季刊民族学』123:44-59。
2007「ADRとメノナイト:アジア・アフリカにおける多元的法体制の新しい展開」『法律時報』79(12):120-126。
2006「制裁の語りにおける合意のインプリケーション:イゲンベ農村の義兄弟関係とその社会的機能」『法社会学』65:54-66。
2006「紛争過程分析における千葉理論の所在:法規則・法前提のダイコトミーをめぐる方法論的提言」『法社会学』64:200-224。
2006「もうひとつのプレミアリーグ」『季刊民族学』116号。
2003「寄合のしごと:ケニアにおける首長と長老の紛争処理」宮本 勝編『〈もめごと〉を処理する』雄山閣。
2003「イゲンベ社会におけるギチアロ関係の過去と現在:血盟概念による歴史叙述をめぐる方法論的検討」『アジア・アフリカ言語文化研究』66:117-143。
2003「民間の紛争処理における技術移転と地域文化:パプアニューギニアにおけるレデラック理論の応用をめぐる一考察」『法社会学』59:193-208。
2002「慣習婚は如何にして想起されるか:ケニア・グシイ社会における埋葬訴訟記録の分析」『民族学研究』67(2):137-157。
2002「戦争の復活と伝承の記述:パプアニューギニア、エンガ州における平和研究の系譜」『社会人類学年報』28号。
1998「ネモンゴの力:パプアニュ-ギニア、エンガ社会の多元的法体制における実践の諸相」『南方文化』25:75-98。
1997「御輿にのった聖書―ニューギニア高地、「エンガ」における「ローマカトリック50年記念祭」『日本オセアニア学会NEWSLETTER』 57。
【翻訳】
2021 ギリッシュ・ダスワニ著、石田慎一郎・河野正治訳「「ゴッド・イズ・グッド」:ガーナにおける汚職とそのペンテコステ派教会による見せかけ」『人文学報』517-2号(社会人類学分野14)。
2017 ジュグナ・ギチェレ著、石田慎一郎・板久梓織訳「ローカルな知識による環境保全と社会経済開発の試み:ケニア・メル地方ギートゥネ・フォレストの事例から」『ノモス』41号。
2016 ブライアン・Z・タマナハ著、石田慎一郎・村上武則訳「開発における法の支配とリーガルプルーラリズム」『ノモス』39号。
2015 ヴェルナー・メンスキー著、石田慎一郎訳「はしがき」角田猛之・ヴェルナー・メンスキー・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015 クレヴァー・マパウレ著、石田慎一郎訳「アフリカの千葉正士:アフリカ法の文脈における千葉法学の重要性」角田猛之・ヴェルナー・メンスキー・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2012 ヴェルナー・メンスキー著、石田慎一郎訳「イギリスの裁判所におけるイスラーム法:法の多元性をめぐる無知と無視について」『マイノリティ研究』6号。
2011 ローレンス・ローゼン著、角田猛之・石田慎一郎監訳『文化としての法:人類学・法学からの誘い』福村出版。
2011 ステファン・パーメンティア著、石田慎一郎・河村有教訳「政治犯罪に修復的司法は可能か:南アフリカの教訓」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2011 クラウディア・イトゥアルテ・リマ著、石田慎一郎・山田亨訳「環境正義と知的財産権:ペルーにおける地域に根ざした法の創造」石田慎一郎編『オルタナティブ・ジャスティス』大阪大学出版会。
2010 アフメト・ヌリ・ユルドゥセフ著、石田慎一郎・池田昭光訳「中東とヨーロッパ国際社会:相互関係の歴史的展開」『ノモス』26。
2010 ステファン・パーメンティア著、石田慎一郎・河村有教訳「集団暴力後のグローバル・ジャスティス:政治犯罪における国際刑事裁判所の役割」『コンフリクトの人文学』2号。
【書評・文献紹介】
2022 千葉正士全集編集委員会編・大塚滋編集『人間と法:法主体の探究』(千葉正士全集通巻1[第1集第1巻])『社会人類学年報』48号。
2022 アラン・シュピオ『労働法批判』〔書評文タイトル「法の欠如と過剰はいずれも労働者の人間的生を脅かす――社会分断に抗する法の条件」『図書新聞』3570号。
2022 太田至『交渉に生を賭ける:東アフリカ牧畜民の生活世界』『アフリカ研究』101。
2021 Book Review: Adam Ashforth, The trials of Mrs. K.: Seeking justice in a world with witches『社会人類学年報』47号。
2021 清水展・飯嶋秀治編『自前の思想:時代と社会に応答するフィールドワーク』『文化人類学』86(2)。
2021 杉島敬志編『コミュニケーション的存在論の人類学』『文化人類学』85(4)。
2020 Book Review: Kaius Tuori, Lawyers and savages: Ancient history and legal realism in the making of legal anthropology.『社会人類学年報』46号。
2020 アルジュン・アパドゥライ『不確実性の人類学:デリバティブ金融時代の言語の失敗』〔書評文タイトル「悪いのは不確実性それ自体ではない:デリバティブ取引の遡行的遂行性とその顛末」〕『図書新聞』3460号。
2020 「法人類学のパッシオネス:『人を知る法、待つことを知る正義』刊行後に考えたこと」けいそうビブリオフィル2020年6月29日公開。
2019 アラン・シュピオ『フィラデルフィアの精神:グローバル市場に立ち向かう社会正義』〔書評文タイトル「労働は商品ではない:法は人間の人間的生について何事かを語る」〕『図書新聞』3429号。
2019 Book Review: Olaf Zenker and Markus Virgil Hoehne eds., The state and the paradox of customary law in Africa.『社会人類学年報』45号。
2018 Book Review: Mark Goodale, Anthropology and Law.『社会人類学年報』44号。
2018 アラン・シュピオ『法的人間 ホモ・ジュリディクス:法の人類学的機能』〔書評文タイトル「超人間的法を求める社会そして人間への警告:人間化する技術としての法をとりもどす」〕『図書新聞』3363号。
2018 徳永賢治『南島法と多元的法体制』『法社会学』84号。
2017 Book Review: Fernanda Pirie, The Anthropology of Law.『社会人類学年報』43号。
2017 小馬徹『「統治者なき社会」と統治:キプシギス民族の近代と前近代を中心に」『神奈川大学評論』87号。
2015 千葉正士『法文化への夢』角田猛之・ヴェルナー・メンスキー・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015 Masaji Chiba, Asian Indigenous Law: In Interaction with Received Law, 角田猛之・ヴェルナー・メンスキー・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2015 千葉正士『現代・法人類学』角田猛之・ヴェルナー・メンスキー・森正美・石田慎一郎編『法文化論の展開:法主体のダイナミクス』(千葉正士先生追悼)信山社。
2014 浜本満『信念の呪縛:ケニア海岸地方ドゥルマ社会における妖術の民族誌』、『図書新聞』3158号。
2013 Book Review: Katherine Luongo, Witchcraft and Colonial Rule in Kenya, 1900-1955, 『アジア経済』LIV(3)。
2012 Book Review: Annelise Riles, Collateral Knowledge: Legal Reasoning in the Global Financial Markets, 『仲裁とADR』7号。
2010 阿部利洋『紛争後社会と向き合う:南アフリカ真実和解委員会』、『コンフリクトの人文学』2号。
2010 Book Review: Nneoma V. Nwogu, Shaping Truth, Reshaping Justice: Sectarian Politics and the Nigerian Truth Commission, 『コンフリクトの人文学』2号。
2008 Book Review: James M. Donovan, Legal Anthropology: An Introduction, 『コンフリクトの人文学』1号。
2008 Book Review: Werner Menski, Comparative Law in a Global Context, 『社会人類学年報』34号。
2008 阿部年晴・小田亮・近藤英俊編『呪術化するモダニティ:現代アフリカの宗教的実践から』、『アフリカ研究』72号。
2004 ローウィ、ロバート・H『国家の起源』、小松和彦ほか編『文化人類学文献事典』弘文堂。
【国際学会発表】
2015 American Anthropological Association, the 114th annual meeting, Denver.
2013 African Potentials 2013: International Symposium on Conflict Resolution and Coexistence, Kyoto University
2013 IUAES (International Union of Anthropological and Ethnological Science), 17th World Congress, 2013, Manchester
2012 Law and Society Association, Annual Meeting 2012, Hawaii
2010 International Society for Criminology, 16th World Congress, 2010, Kobe
2008 Law and Society Association, Annual Meeting 2008, Montreal
そのほか、国際会議(大阪大学、関西大学、ロンドン大学東洋アフリカ学院、州立デンバーメトロポリタン大学、中央民族大学など)にて発表
■競争的資金等の研究課題
【研究代表者】
2024-2027年度 科学研究費補助金基盤研究B「東アフリカ農村におけるオルタナティブな時間世界の比較民族誌:法人類学からの新展開」
2020-2023年度 科学研究費補助金基盤研究B「応答的法の理論とリステイトメントの新手法による東アフリカ農耕民慣習法の新展開」
2016-2019年度 科学研究費補助金基盤研究B「現代アフリカにおける婚姻慣習法の柔軟性と確定性に関する社会人類学的研究」
2014-2015年度 科学研究費補助金若手研究B「オルタナティブ・ジャスティス研究の手法によるケニア農耕民社会の民族誌的研究」
2010-2013年度 科学研究費補助金基盤研究B「ケニアの農村と都市における法の公共性に関する社会人類学的研究」
2008-2009年度 科学研究費補助金若手研究(スタートアップ)「ケニア山周辺地域におけるオルタナティブ・ジャスティスの民族誌的研究」
2005-2007年度 科学研究費補助金特別研究員奨励費「文化人類学的手法による現代ケニアの裁判外紛争処理の再編に関する実証的研究」
2003-2004年度 科学研究費補助金特別研究員奨励費「現代ケニアにおける多元的法体制の動態とその歴史的諸相に関する文化人類学的研究 」
【研究分担者・連携研究者・研究協力者】
2022-2026年度 科学研究費補助金基盤研究A「「妖術」はどこから犯罪か?―旧英領アフリカ諸国の司法判断の合理性」(研究代表者:梅屋潔・神戸大学教授)
2020-2022年度 科学研究費補助金基盤研究C「アジア・アフリカ諸国における「法の支配」をめぐる問題の法人類学的検証」(研究代表者:河村有教・長崎大学准教授)
2016-2018年度 科学研究費補助金基盤研究C「現代パプアニューギニアにおける慣習法の多元的位相に関する法人類学的研究」(研究代表者:馬場淳・和光大学准教授)
2015-2017年度 成蹊大学アジア太平洋研究センター共同研究「グローバル・ジャスティスの模索とローカリティ」(研究代表者:細谷広美・成蹊大学教授)
2015-2017年度 関西大学教育研究高度化促進費「アフリカの経済発展と法 ―サブサハラにおける法文化、環境保全、技術 移転をめぐる総合的研究」(代表者:山名美加・関西大学教授)
2012-2014年度 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究「地域民族誌の方法論と人類学的空間構想力の可能性の探求」(代表者:高倉浩樹・東北大学教授)
2011-2015年度 科学研究費補助金基盤研究S「アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合的地域研究」(研究代表者:太田至・京都大学教授)
2005-2008年度 科学研究費補助金基盤研究B「世界の開発援助機関と援助活動に関する文化人類学的研究」(研究代表者:田村克己・国立民族学博物館教授)
2004-2007年度 科学研究費補助金基盤研究A「東南アジア・東アフリカの地域社会における紛争処理と多元的法秩序生成に関する研究」(研究代表者:宮本勝・中央大学教授)
2000-2003年度 科学研究費補助金基盤研究A「東アフリカにおけるグローバル化過程と国民形成に関する地域民族誌的研究」(松園万亀雄・国立民族学博物館館長)
1997-1999年度 科学研究費補助金基盤研究A「東アフリカにおける国家主導の社会・文化変化と地域的適応に関する動態論的研究」(松園万亀雄・東京都立大学教授)
■主な兼務歴
・東洋大学生命科学部非常勤講師(文化人類学入門)(2010-2011年度)
・中央大学総合政策学部非常勤講師(法人類学)(2011, 2015年度)
・成蹊大学文学部非常勤講師(社会人類学特講)(2011年度-現在)
・神奈川大学人間科学部非常勤講師(異文化社会論[アフリカ]) (2015年度、2019年度-現在)
・慶應義塾大学文学部非常勤講師(人間科学特殊[法人類学])(2015-2017年度)
・東北大学文学部・文学研究科非常勤講師(文化人類学各論:集中講義)(2020年9月)
・神戸大学国際文化学研究科・国際人間科学部(異文化関係論演習・現代社会人類学:集中講義)(2023年2月、2024年2月)
・放送大学客員准教授(2016年度-2018年度)
・文部科学省研究振興局学術調査官(2016年8月-2018年7月)
■学会活動・社会活動・社会貢献
・日本文化人類学会(会員1998-、代議員(評議員)2012-2013、2014-2015、2018-2019、2020-2021、2022-2023、理事 2014-2015、2018-2019、2022-2023、英文誌編集委員会委員2012-2013、学会50周年記念事業準備委員会委員[会長補佐、プログラム小委員会委員長]2012-2014、学会歴史委員会委員2012-2013、関東地区研究懇談会幹事2010-2013、広報情報化委員会委員(学会ウェブサイト書換担当)2016-)、植松東アジア研究基金管理委員会(委員長)2018-2019、学会誌編集委員(特集主任補佐)2020-2021、学会誌編集委員(編集副主任)2022-
・日本法社会学会(会員2001-、2023年度学術大会企画委員)
・日本アフリカ学会(会員1999-)
・日本オセアニア学会(会員1997-)
・東京都立大学社会人類学会(会員1998-、社会人類学年報編集主幹2020-)
・Law and Society Association(会員2003-)
・国際人類学民族科学連合(会員2013-)
・アジア法学会(会員2015-、2023年度研究大会企画委員)
・査読者歴:『文化人類学』『法社会学』『社会人類学年報』『国立民族学博物館研究報告』African study monographsほか
■学生の皆様へのメッセージ
学部学生時代にパプアニューギニア高地の農村で住み込みをした経験があります。それがきっかけとなって社会人類学研究の世界にすすみました。大学院入学後は アフリカに出かけるようになり、現在はケニアの農村でフィールドワークをつづけています。皆さんも、おもいきって海外にでかけていくこととおもいます。健康と安全を第一優先にして、存分に探検してください。そして、新しい発見を私にも教えてください。