東京都立大学大学院人文科学研究科の社会人類学教室では、2025年7月12日にオンライン説明会を実施します。事前申込制です、下記をご参照下さい。
【社会人類学教室】
実施時期:2025年7月12日(土)10時~11時30分(予定)
申込期間:7月7日(月)まで
申込方法:こちらにアクセスし、必要事項を入力のこと。
Zoomへの参加方法:事前に申込者へメールで連絡
2025年2月1日:2024年度海域アジア・オセアニア研究プロジェクト全体会議を開催
2025年2月1日に東京都立大学南大沢キャンパスにて、2024年度海域アジア・オセアニア研究プロジェクト全体会議「食・モノ・環境」を開催します。
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2024年度海域アジア・オセアニア研究プロジェクト全体会議
「食・モノ・環境」
日時:2025年2月1日(土)13:30~18:30、2月2日(日) 10:00~12:00
会場:東京都立大学南大沢キャンパス6号館101教室
https://www.tmu.ac.jp/campus_guide/map.html
(リンク先キャンパスマップの⑧です)
使用言語:日本語(部分的に英語)
開催形式:対面およびオンラインのハイブリッド形式
*対面オンラインでの参加いずれの場合でも、下記フォームより1月30日(木)までにご登録ください。
*オンラインでの参加方法(Zoomリンク)については、開催前日までに参加登録した方に改めてお知らせいたします。
*1日目の発表終了後に懇親会を開催予定です。懇親会参加をご希望の方は同様に下記フォームより期日までにご登録ください。
申込フォーム:https://forms.gle/EeW2UtF8hhAppscM8
タイムテーブル:
2月1日(土) 個人発表(「食・モノ・環境」)
13:30 開幕挨拶:小野林太郎(国立民族学博物館・教授)
13:40 野林厚志(国立民族学博物館・教授)
「救荒植物食文化――ヒトの環境適応戦略」
14:10 師田史子(京都大学大学院・助教)
「モノ化する鶏、鶏を食して弔う人間:フィリピンの闘鶏にみる人間-鶏の両義的関係」
14:40 明星つきこ(日本学術振興会特別研究員/東洋大学)
「船大工道具からみる南スラウェシの森と海」
15:10 ピーター・マシウス(国立民族学博物館・名誉教授)
”Food from the Bowels of the Earth: Taro, Fish and other Ingredients in Bangladesh”「大地の恵み:バングラデシュのタロ、魚、その他の食材」
15:40 休憩
16:00 竹川大介(北九州市立大学文学部・教授)
「海に沈む村々ー海浜に居住するソロモン諸島海洋民ラウへの地球温暖化によるこの20年間の変化」(仮)【オンライン発表】
16:30 小林 誠(東京経済大学・准教授)
「ココヤシを植えたあとで――フィジー・キオア島における土地の所有と利用」
17:00 飯田晶子(東京大学大学院・特任講師)
「パラオにおける食と景観:グローバル化とローカル化の交差」
17:30 大西秀之(同志社女子大学・教授)
「土地にまつわる記憶:奄美群島の儀礼をめぐる景観史」【オンライン発表】
2月2日(日)
ラウンドテーブル
司会:河合洋尚(東京都立大学)
10:00~12:00 「いま海域アジア・オセアニア研究をいかに捉えるか?」
パネリスト: 河合洋尚(東京都立大学)、小野林太郎(国立民族学博物館)、古澤拓郎(京都大学)、長津一史(東洋大学/ウェブ参加)
* パネリストから1時間ほどの問題提起をした後、続く1時間は全体で議論をする
2024年12月30日:社会人類学年報50号を刊行
2024年12月30日、東京都立大学社会人類学会編『社会人類学年報』50号を刊行します。
最新号50号、2024年12月刊
『社会人類学年報』記念号の刊行にあたって
宮本 万里 ブータン高地牧畜民、「逸脱」と「周縁化」を飼い馴らす:自律的な生を手繰り寄せるために
[特集]多地点調査を振り返る:日本の海域アジア研究を中心として
河合 洋尚 マルチサイテッド民族誌を問い直す
渡邊 欣雄 社会人類学における拡大調査研究:学生・院生時代を回顧しつつ
宮原 曉 鏡界としてのコンタクトゾーン:類似性の人類学の可能性
三尾 裕子 フィールド発見型のフィールドワーク:ボーダーを越えて研究すること
飯髙 伸五 帝国日本と移動の人類学的研究:沖縄とパラオでの調査経験から
小川さやか 情報テクノロジーを駆使したマルチサイテッド民族誌:
山路 勝彦 [特別寄稿]わがフィールドワークの旅:馬淵東一先生の研究と関連して
大島 崇彰 [新刊紹介]平野智佳子著『酒狩りの民族誌:ポスト植民地状況を生きるアボリジニ』
渡邊 泰輔 [新刊紹介]森山工著『「贈与論」の思想:マルセル・モースと〈混ざりあい〉の倫理』
[研究短報]
田井みのり 葬儀の「定番曲」にみる現代日本の死生観
小宮 理奈 人との付き合い方と境界線:ウガンダ、タンザニア、米国からのエピソード
森 昭子 フィールドワークにおける病いの経験:ガーナでの検査、治療、診断の往還から
2023年12月15日:社会人類学年報49号を刊行しました
2023年12月15日、東京都立大学社会人類学会編『社会人類学年報』49号を刊行しました。
社会人類学年報49号目次
『社会人類学年報』記念号の刊行にあたって
佐々木重洋 「ブッシュの霊魂」の物質性と融即の美学
[特集]中東民族誌の現在:イスラーム、近代、ジェンダー
大川真由子 序:中東・イスラーム人類学の課題
赤堀 雅幸 中東民族誌の四半世紀を振り返る
池田 昭光 さよなら、イスラームの人類学:サムリ・シールケの所論をめぐって
嶺崎 寛子 ジェンダー・オリエンタリズムと中東人類学:民族誌の消費と需要をめぐって
荒木 亮 「混成」という視点:宗教復興のダイナミズムを描き出すということ
齋藤 剛 中東に生きる人々に学ぶ:現場主義の精神と「非境界型世界」
岩瀬 裕子 [調査報告]「基盤的コミュニズム」のゆらぎと調整:スペイン・カタルーニャ州バイスにある「人間の塔」の継承集団を事例に
松岡 竜大 [新刊紹介]宮岡真央子・渋谷努・中村八重・兼城糸絵(編)『日本で学ぶ文化人類学』
[研究短報]
板久梓織、田井みのり、小宮理奈、渡邊泰輔
2023年12月22日:博士論文口頭試問を開催
2023年12月22日に社会人類学分野博士論文口頭試問開催します。
日時:2023年12月22日(金)14:00~16:00
会場:5号館1階143(小会議室)
寺尾 萌(鹿児島大学・特任研究員)
モンゴル西部牧畜地域における「出会い」の技法に関する人類学的研究
主査:綾部 真雄(東京都立大学・教授)
副査:田沼 幸子(東京都立大学・准教授)
河野 正治(東京都立大学・准教授)
東京都立大学大学院人文科学研究科社会行動学専攻
社会人類学教室
2023年10月20日:テ・アロハ・ラウントゥリー先生講演会を開催しました
去る10月20日(金)の3限に、深山直子担当の学部ゼミ「文化人類学演習Ⅰ」において、アオテアロア・ニュージーランドより先住民マオリ研究者であるテ・アロハ・ラウントゥリー先生をゲスト・スピーカーとしてお迎えしました。現在フランスでラグビーのワールドカップが開催されていることから、オールブラックスが試合前に行うことで有名なハカについて話題提供を頂きました。ハカはその人気から、今や国内・世界各地にて多様な場面で行われるようになっています。それは果たして、マオリ固有の文化の盗用なのでしょうか、あるいは称賛のかたちなのでしょうか?ラウントゥリー先生の問いかけは、参加した学生を大いに刺激したようで、使用言語が英語だったにもかかわらず活発な質疑応答がなされました。
ゲスト・スピーカー:Te Aroha Rountree先生
Tribal affiliations – Ngai Tuteauru, Nga Puhi, Hokianga, Aotearoa
Senior Lecturer in Māori/Moana Studies, Trinity Methodist Theological College / Te Haahi Weteriana o Aotearoa
https://trinitycollege.ac.nz/why-trinity/who-we-are/
話題タイトル:”Haka Boogie!: Appropriation or Appreciation?”(「ハカをおどれ!:盗用か、あるいは称賛か?」)
2023年11月3日、渡邊欣雄名誉教授と高桑史子名誉教授が沖縄・読谷村にて講演
2023年11月3日、渡邊欣雄名誉教授と高桑史子名誉教授が下記の特別講座で講演します。
文化の日・世界のウチナーンチュの日 特別講座「文化人類学からみる沖縄移民」
日時:2023年11月3日(金)13:00~17:00
会場:世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム 1F講座室
渡邊欣雄・東京都立大学名誉教授「グローバル沖縄-ホスト&ゲスト-」
高桑史子・東京都立大学名誉教授「八重山に向かう人々ー移民がつくる八重山文化」
申し込み先(要事前予約)はポスターをご覧ください。
ポスターはこちら
2023年7月25日、河合洋尚准教授が2023年度大同生命地域研究奨励賞を受賞しました
2023年7月25日、河合洋尚准教授が、公益財団法人大同生命国際文化基金「2023年度 大同生命地域研究奨励賞」を受賞しました。
客家研究を単なる中国研究、華僑研究の枠組から拡張し、東アジアのみならず、東南アジア、オセアニア、ラテンアメリカ地域の客家コミュニティを対象にし、そこに客家空間を創造することでグローバル化に伴う世界の急激な構造変化に対応していく複雑な仕組みを明らかにしました。このようなグローバルな視野を地域研究に具体的に取り入れ見事に実践する手法は、21世紀の地域研究の新たな、そして豊かな可能性を体現していると評価されました(大同生命国際文化基金ウェブサイト記事より抜粋)。
東京都立大学ウェブサイト記事はこちら
大同生命国際文化基金ウェブサイト記事はこちら
2023年8月19日、綾部真雄教授が2023 年度日本地理教育学会出版文化賞を受賞しました
2023年6月15日:深山直子准教授のインタビュー記事が朝日新聞に掲載されました
2023年6月15日、朝日新聞・朝刊およびデジタル版の「(耕論)アイヌ民族と私たち」に、ニュージーランドの先住民マオリをめぐる状況と、日本の先住民アイヌをめぐる状況の違いについて、深山直子准教授のインタビュー内容が掲載されました。